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 ロックシンガーの矢沢永吉(75)が来年ソロデビュー50周年を迎えるのを記念し“ファンのファンによるファンのため”の異色の展覧会が開かれる。矢沢にまつわる“お宝グッズ”を一般公募して展示するもので、来年6月7〜22日に神奈川・横浜赤レンガ倉庫で開催される。

 展覧会のタイトルも「俺たちの矢沢永吉」。矢沢のソロ50年間を共に歩んできたファンと振り返る内容で、目玉の一つがファンが大切にしてきた昔の公演チケットやライブに着ていく服など、思い出の“永ちゃんグッズ”の公募。採用されると矢沢の初公開のステージ衣装や楽器、秘蔵写真、直筆の譜面などと一緒に展示される。

 矢沢は1975年のキャロル解散後の9月にソロデビュー。当初はファンが離れ、翌10月の長崎・佐世保公演では1500人収容の会場に約200人しか集まらない屈辱を味わった。そのドン底から「リメンバー佐世保」の合言葉でファンと結束し、翌76年に日比谷野音、77年に日本武道館、78年には後楽園スタジアム公演を成功させ、わずか3年で芸能界の長者番付トップに立った。

 熱狂的なファンはそんなドラマチックな人生に憧れ、宝物のようにグッズを保管していることから今回の企画が実現した。どんなお宝が集まるかは分からないが、佐世保公演など70年代のコンサートチケットや矢沢名物のビーチタオルなどのグッズのほか、宣伝用ポスターは非売品だけに貴重だ。

 正式展示された応募者は内覧会に招待され、「クルーメンバー」として展覧会のエンドロール映像に名前が入り、名前入りの特製スタッフTシャツも贈られる。これもまた、新たな“お宝”になりそうだ。

 ≪10月31日先行販売開始≫展覧会の入場チケットは一般発売(来年4月1日から)に先駆け、10月31日からオリジナルグッズ付きファンクラブおよびモバイル会員先行チケットの販売が始まる。また来月9日スタートの全国ツアー各会場でも販売予定。

 ≪完全未公開の秘蔵映像も!!≫展覧会では完全未公開の秘蔵映像の上映も予定されている。本紙の取材では、89年に開催された自身2度目の東京ドーム公演の舞台裏を撮影していた映像が見つかり、そこには05年に他界した元「ドゥービー・ブラザーズ」のドラマー、キース・ヌードセンさんの姿も。開演直前に外国人メンバーたちと円陣を組み、笑顔で気合を入れる矢沢の姿は貴重。他にもファンが驚く秘蔵映像が見つかっている。

 【応募はこちら!ヨロシク!!】お宝グッズは公式サイト内の応募フォームで受け付ける。

 <俺たちの矢沢永吉展 公式サイト>

 https://www.eikichiyazawa.com/feature/50thmemorialexhibition