40年来の仲の松重豊&甲本ヒロト - かつてのアルバイト先「みん亭」にて
 - (c) 2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

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 テレビ東京開局60周年記念特別企画『劇映画 孤独のグルメ』(監督・脚本・主演:松重豊)の主題歌が、ザ・クロマニヨンズの「空腹と俺」に決まった。松重とザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトは40年来の仲であり、学生時代は同じ日に下北沢にある中華料理屋「みん※(※は王ヘンに民)亭」(みんてい)でアルバイトを始め、それぞれ映画監督、ミュージシャンになるという夢を追っていた。

 そんなバイトの日々から40年以上がたった今、『劇映画 孤独のグルメ』で奇跡のコラボレーションが実現することに。今回、自身の代表作といえるドラマ「孤独のグルメ」の映画版で監督も務めることになった松重が「主題歌はどうしてもヒロトにやってもらいたかった」と明かすと、甲本も「今回こうして関われた、一枚噛むことができたことに喜びがあるよね」と少し照れたように返す。

 主題歌のタイトルは「空腹と俺」で、腹を空かせる井之頭五郎(松重)と、本作を観て腹を空かせること間違いなしの観客の思いを代弁するかのような力強い楽曲だ。主題歌発表のために二人が訪れたのは共にバイトをした「みん亭」で、当時と同じアルバイト着に腕を通すと店の前での記念撮影で無邪気に笑い合い、思い出話に花を咲かせていた。併せて、「空腹と俺」が使われた90秒の最新予告映像と本ポスターも公開された。

 「孤独のグルメ」は、原作・久住昌之、作画・谷口ジローのグルメ漫画を基にした人気ドラマ。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、営業先でふらりと立ち寄った食事処で、食べたいものを自由に食す様子を映し出し、松重の食べっぷりや、情緒あふれる五郎の心の声が多くの共感を生み、シーズン10まで続く人気シリーズとなった。初の劇場版となる『劇映画 孤独のグルメ』では、フランスや韓国も舞台に、五郎の“究極のスープ探し”が描かれる。出演は内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、塩見三省、杏、オダギリジョー、ユ・ジェミョンなど。(編集部・市川遥)

『劇映画 孤独のグルメ』は2025年1月10日より全国公開