7回、左越えに2点二塁打を放ち、塁上ポーズを決める桑原

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 「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク0−5DeNA」(30日、みずほペイペイドーム)

 DeNAが快勝。2連勝で2勝2敗のタイに戻した。

 1番・桑原が前日に続いて打線を引っ張った。3安打猛打賞で、七回には貴重な2点二塁打。粘りながら岩井から左越えに運んだ。「内野も前進守備だったので、簡単に追い込まれましたが、何とか、詰まってでもいいので。内野の頭を越したいなと。結果的にいい形になってよかった。初めて立つピッチャー、一球一球軌道を頭にたたきこんで、何とか対応できました」と振り返った。

 本拠地で2連敗後、選手で行ったミーティングで「悔しくないんか」「自分たちが出せるものを全て出さないと勝てない」と、仲間にゲキを飛ばした。チームのムードが変わったか問われると、「負けたらみんな悔しいですし。ミーティングは結果に結びついているかは分からない。みんな思う気持ちはある」と語った。

 ただ、思いをぶつけることで、闘争心、結束力は確実に高まった。「今までの自分だったらその場で思うだけで終わったんでしょうけど、僕自身も吹っ切れたいと思った。いいメンバーがそろってますし、一試合夢中になって勝ちに向かってやりたいので。それを振り返るのはシーズンが終わってからですかね」。ソフトバンク圧勝ムードが一転、DeNAに勢いが出てきた。