困った和製英語=AV
左はGoogleで「AV の」を検索した結果で、右は「AV」の検索結果。
日本語と英語で、どうしてこうも違うんでしょうね…。
英語で「AV」は一般に「Audio/Visual」や「Audio/Video」、「Antivirus」などを差します。「アダルトビデオ」の意味で使われることは滅多にありません。
英語圏検索上位にヒットした「AV Club」も、エロサイトかと思って飛ぶと、ふつうに、映画や音楽を論じるレビューサイトだったりします。
Bingの「AV」の検索上位もアンチウィルスソフトやA/Vレシーバーばかりで、エロ系は「MissAV」という日本のアダルトビデオを英語で紹介するものだけ。要は、アダルトビデオの意味で「AV」って言葉を使っているのは日本ぐらいなのですねーはい。
「AV Idol」の語義にいたっては「A type of pornographic film actress in Japan(日本のポルノ女優のカテゴリ)」とWikipedia英語版では定義されていて、「日本」という但し書きがバッチリ書かれています。
いっぽう英語圏では「電気自動車(Electric Vehicle=EV)」の普及に伴い、「自動運転車(Autonomous Vehicle=AV)」の意味でも「AV」を目にする機会が増えました。いちいち「AV」でエロ動画なんて連想してたら身がもちません。
早いとこなんとかしないと…、と思い続けてウン十年。乖離は広まるばかりです。