共産党・志位和夫前委員長(2018年撮影)

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家族旅行も「公安がマーク」 運転テクニックで"まく"――。テレビ東京が過去の選挙特番で紹介した共産党志位和夫前委員長の候補者プロフィールが、2024年10月27日に投開票が行われた衆院選の選挙期間中に再びSNSで注目を集めた。

テレ東の名物記者として知られ、今は「WBS(ワールドビジネスサテライト)」デスクの篠原裕明氏は10月28日、「これは以前のプロフィールですが、私が書きました!笑」と反応。同局のYouTubeチャンネルの動画でも、志位氏が話していた内容について言及していると紹介した。

志位氏「明らかに公安から尾行されている時があった」

テレ東の選挙特番は、立候補者の独特なプロフィールが名物だ。第50回衆院選の選挙期間中も、過去に掲載された各候補者のプロフィールがSNSで話題に。そのうち、志位氏の「家族旅行も『公安がマーク』 運転テクニックで"まく"」という内容のインパクトがすごい、という投稿も拡散した。

この投稿に、篠原氏が28日に言及。「この件は以前、テレ東BIZの解説動画でも話しています」とも紹介した。また、同局の政治部記者や特番スタッフが中心に手分けをして、大量のプロフィールを作っているとも明かした。

篠原氏が紹介した解説動画は、21年10月11日に公開された。17年衆院選の選挙特番で掲載されたものだという。篠原氏は「これ、私が書いたんです」と紹介。志位氏から直接聞いたエピソードだと話した。

篠原氏は「若いころだとは思うんですけど」と前置き、志位氏から「自分が明らかに公安から尾行されている時があった」と聞いたという。プライベートの家族旅行でも明らかに尾行されていたとし、「その車をまく、ぐぃんぐぃんっていう運転テクニックを身に付けた」とのことだった。

だが、家族からは「もうお父さんと一緒に旅行するの嫌だ」と呆れられた、という話を聞いたと、篠原氏は説明していた。24年10月30日時点で、公安調査庁のサイトには、共産党を破壊活動防止法に基づく調査対象団体としていると表記。歴代政権もこれに沿う形で国会答弁しているが、共産党は反発している。