「涙目」シールで食品ロス削減?=ファミマが実証実験
ファミリーマート(東京)は30日、消費期限が迫ったおにぎりや弁当などに、キャラクターが涙目で「たすけてください」と呼び掛けるイラストを添えた値下げシールを貼る実証実験を始めた。
食品ロス削減に向けた取り組みの一環で、消費者の感情に訴えることで、手に取ってもらえる効果があるか調べる。東京都と神奈川県の数店舗で来月26日まで実施する。
シールは値下げ幅が10〜150円の7種類で、おにぎりのキャラクターが泣き顔をしたイラストを掲載。従来のシールを使用した店舗と販売状況を比較する。
消費者モニター調査で、キャラクターやストレートなメッセージの表示に好意的な声が多く寄せられたという。担当者は「購入が進めば、店舗数を広げていきたい」と話した。