YCCわくわく劇場『劇団東京乾電池による朗読会&劇 ~朗読を聴き、朗読劇を観る わくわく体験~』1日限りの上演~出演・柄本明からコメント届く
株式会社シアターワークショップが企画制作を手掛ける「YCC 代々木八幡コミュニティセンター イベントシリーズ」の最新作として、『劇団東京乾電池による朗読会&劇 ~朗読を聴き、朗読劇を観る わくわく体験~ 』が、2024年11月3日(日)、YCC代々木八幡コミュニティセンター ホールにて上演される。
当公演は、日本を代表する俳優 柄本明をはじめとする劇団東京乾電池の劇団員が“朗読会”と“朗読劇”の2本立てで構成される。普段から演劇が身近な方もそうでない人も、俳優による芝居に気軽に触れられる機会を提供したい、との思いから企画された公演だ。長く演劇界を支え円熟した柄本明の朗読を、定員150名の空間にて1日かぎりで届けられる貴重な特別公演だ。
■第1部 『朗読会』
出演:劇団東京乾電池メンバー
劇団東京乾電池メンバーらにより、歌あり落語ありの個性様々に朗読の魅力が届けられる60分。
■第2部 朗読劇『今は昔、栄養映画館』
作:竹内銃一郎 出演:柄本明 西本竜樹
読売文学賞など数々の受賞歴を持つ竹内銃一郎による不条理劇の名作を、 今回は“朗読劇”として上演。 1983年に初演され、過去には石橋蓮司と柄本明といった配役でも演じられた同作品が、柄本明と西本竜樹による新たなコンビにより披露される。
<あらすじ>舞台はとある古い映画館。所狭しと椅子が並べられた部屋に、映画監督(自称)と助監督(自称)。ここは彼らが作った映画の完成記念レセプション会場。予定の時間まであと5分だというのに、来場者0人。苛立ち焦るふたりに突如、列席を伝える電話が次々とかかってくる。予約席確保のために、ふたりは急いで次々と着ている服を脱ぎ始め、てんやわんやの大騒ぎを繰り広げ始める…。可笑しくも馬鹿くさく、幾つもの困難を乗り越える笑劇!
以下に、柄本明から届いたコメントを紹介する。
『今は昔、栄養映画館』のリーディングをやります。
本を書く人はエライ、それで面白ければもっとエライ。…で竹内銃一郎さんは読んでもわからない、わからないのに面白い、エーッ?笑っちゃう、で、最後泣けてくる…だから銃一郎さんは、エライ、エライ、エライ…でもやるのは柄本、西本だから…ウーン、面白ければいいのだが、、、宜しく!
【柄本明プロフィール】
東京都出身。1976年「劇団東京乾電池」を結成、座長を務める。1998年公開の映画『カンゾー先生』で第22回日本アカデミー賞最優秀男優賞を受賞。2010年公開の映画『悪人』で第34回日本アカデミー賞最優秀助演賞など様々な映画賞を受賞。NHK大河ドラマ『功名が辻』、ドラマ『とんび』、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査』、日曜劇場『半沢直樹』など、舞台やテレビドラマにも多数出演。2011年、紫綬褒章を受賞。2019年、旭日小綬章を受賞。
【劇団東京乾電池プロフィール】
東京下北沢に拠点をおく劇団。座長は柄本明。1976年に柄本明、ベンガル、綾田俊樹によって結成。旗揚げ公演は同年の12月29日、浅草木馬館にて上演された『花絵巻 江戸のずっこけ』。その後、高田純次や岩松了、角替和枝らが加入。岩松了作品のほか、チェーホフやシェイクスピア、別役実、イヨネスコらの作品を上演。映画の舞台化として川島雄三監督の『しとやかな獣』、小津安二郎監督の『長屋紳士録』を上演。現在は下北沢にアトリエを構え、70名を超す座員で活動をしている。