宇宙に関する新興企業など約140のブースが並んだ会場(29日、東京都新宿区で)

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 住友不動産は29日、スタートアップ(新興企業)と大手企業や金融機関が交流する「ベンチャーサミット」を東京都内で開いた。

 新興企業による自社のサービス展示や、金融機関による相談窓口など約140のブースが設けられ、活発な商談が行われた。

 住友不は都内や関西の9か所で、新興企業向けに敷金などを抑えて資金面で借りやすくしたオフィスを展開している。サミットは昨年に続いて2回目で、超小型人工衛星の開発など宇宙事業に取り組む企業を集めたエリアや、人口減で貸出先の先細りに直面する地方銀行のブースも設けた。

 新興企業の経営者が事業の内容や成長への展望を発表するコンテストも開催された。設立後間もない企業など8社で競う部門では、視覚障害者向けに靴に装着する歩行支援器具を開発する「Ashirase(アシラセ)」(東京都港区)が優勝した。