辻元清美氏

写真拡大

 立憲民主党辻元清美代表代行が、27日の選挙特番で、前衆院議員の足立康史氏からの質問に、露骨に不快感を示す場面があった。

 日本維新の会の「暴言王」と親しまれた足立氏は6月に党員資格停止6カ月の処分を受け、政界引退を発表。この日はカンテレ「LIVE選挙サンデー newsランナー総選挙SP」に出演し、政党幹部などに“暴言”気味に迫った。

 辻元氏が登場すると「隣の選挙区でやってまして、私は引退するんですけど、辻元さんも3年前の選挙で維新の池下さんと戦って、衆議院は退かれたわけでありますが…」と話し出した。

 2021年の総選挙では、大阪10区から出馬した辻元氏が、維新の池下候補に敗れ、比例復活もならず落選した。翌2022年の参院選で比例代表から当選。今回の総選挙では、尾辻かな子氏を後継に指名し、応援にも駆けつけたが、維新候補に敗れた。

 大阪9区を地盤とする足立氏は、ここから「地元の北大阪を歩いていると、今回の選挙も池下さん、維新が強いんで、『辻元さん、もう1回大阪10区に戻ってきてほしい』という声もちょっとありますし、『もう2度と戻って来ないでほしい』という声もたくさんあるんですけど…」とぶつけた。

 安藤優子氏も顔をしかめる質問に、辻元氏は「何が言いたいねん?足立さん」と不快感あらわ。「もう衆議院は考えてない?」と尋ねる足立さんに沈黙3秒。そして「私は今ですね。今回の選挙も、参議院で全国回って、下支え、縁の下の力持ちをやってきたつもりなんですね。だからそんなこと、足立さんに心配していただく必要はございません」とキツめに告げた。

 スタジオがざわつく中、足立氏は、「有権者の声なんでね。伝えておきたいと思います」とまとめた。