ソフトバンクから戦力外通告を受けた生海【写真:長濱幸治	】

写真拡大

今年1月の自主トレで打球事故…「左側頭葉脳挫傷」と診断される

 ソフトバンクの生海(いくみ、本名・甲斐生海)外野手が28日、福岡市内で来季の支配下選手契約を結ばない旨を伝えられた。今年1月の自主トレ中に起きた打球事故の影響で「左側頭葉脳挫傷」と診断され、競技復帰に1年から1年半かかることを球団が発表していた。育成契約を打診された24歳は「正直怒りが勝っています」と語気を強めた。

「育成契約という話でした。正直……もう正直怒りが勝っていますけど。納得いっていないし、どうしようかなって思っています」と不満を露わにした。

 生海は九国大付高から東北福祉大を経て、2022年ドラフト3位で入団。ルーキーイヤーの昨季は13試合に出場して20打数4安打の打率2割をマークしていた。左の長距離砲として飛躍を期待された今季はアクシデントもあって、実戦出場はなかった。

「色々メンタルもやられたんですけど、その中でもよう頑張ったかなと思います。それで今日のこの結果だったので、正直怒ってます」。怒りの“矛先”については「自分に対する怒りだったり、支配下でいさせてほしかったなという怒り。その思いを野球にぶつけたら1番いいかなとは思いますけど」と憮然とした表情だった。(Full-Count編集部)