れいわ新選組の山本太郎代表

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 れいわ新選組山本太郎代表が28日、国会内で衆院選から一夜明けの会見を行い、9議席獲得したことに手応えを感じつつも、二ケタに到達しなかったことを悔やんだ。
 
 山本氏は前日、体調不良のために投開票の様子を見届けることなく、結果を受けての初の会見となった。

 公示前3議席から比例で9議席と大きく伸ばしたことに山本氏は「9議席は倍増以上である意味、躍進といえる。一方で、二ケタに乗せていきたかった。党首討論は衆参でどちらかが10議席満たしていないと参加できない。議院運営委員会の席や登壇ものに関して、9ではリーチできない。もう少し伸びが欲しかった」とあと1議席得られなかったことに悔しさをにじませた。

 公示前夜に体中に発疹とかゆみが広がるアナフィラキシーで緊急入院し、公示日の予定が取りやめになれば、投開票の取材対応も体調優先で、キャンセルとなっていた。この日、病院で診察を受けたという。

「担当医からは『まずかったんだよ』と言われました。『アナフィラキシーでも人は死ぬし、一歩手前にいた状態なんだと。だから体力を戻すんだ』と。最終日まで持ったことはありがたかった」と死と隣り合わせでの選挙戦だったようで、今後は自身の活動にリミッターを設定していくとしたが、「与党、野党に対し、『いい加減にしろ』と足りないところは追及していく」と早くも来夏の参院選、都議選へ向けての公募などを呼びかけるなど、エンジン全開だった。