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 来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球関東大会は27日、等々力などで1回戦4試合が行われ、健大高崎(群馬1位)が9―0で霞ケ浦(茨城2位)に7回コールド勝利。4番・佐伯幸大外野手(2年)が2安打2打点で貢献した。山梨学院(山梨1位)は延長10回に6番・梅村団内野手(2年)がサヨナラ打を放ち、6―5で東海大相模(神奈川2位)を下した。

 <山梨学院 梅村主将、延長10回にサヨナラ内野安打>頼れる主将・梅村が延長タイブレークまでもつれた3時間23分の激闘に終止符を打った。同点の延長10回無死満塁から外角直球に反応。二塁への適時内野安打でサヨナラ勝ちを決め「気付いたらガッツポーズしていました」と笑顔で振り返った。昨秋から4番を担ってきたが、今秋は不調から6番。2安打3打点で勝負強さを示し「打順は気にせず、次もいい場面で打ちたい」と活躍を誓った。

 <健大高崎 4番・佐伯が2打点の活躍>来春の選抜出場の当確ラインとなる4強まで、あと1勝に迫った。新4番の佐伯が2安打2打点で大勝に導き「最高の展開をつくれた」と胸を張った。左肘の手術明けで離脱中の来秋ドラフト候補左腕・佐藤龍月(りゅうが=2年)とは小学生時代はジャイアンツジュニア、中学では東京城南ボーイズでプレーした仲。「龍月のために、一戦一戦やっていきたい」とグラウンドでプレーできない同僚のためにも選抜出場を誓った。