役所広司、主演映画大ヒットスタートに「ナンバーワンですよね〜」
俳優の役所広司（68）、内野聖陽（56）らが27日、都内で行われた映画「八犬伝」（曽利文彦監督）の公開記念舞台挨拶に登壇した。
この記事の写真を見る里見家の呪いを解くため、八つの珠にひき寄せられた八人の剣士の運命をVFXで描く「八犬伝パート」と、その物語を生み出す作家・滝沢馬琴（役所）と浮世絵師・葛飾北斎（内野）の奇妙な友情を通じて描かれる「創作パート」が交錯する新たな「八犬伝」。
25日に封切られ、MCから「初日、2日目ともナンバーワンの好スタートを記録」と伝えられると、役所は「ナンバーワンですよね〜」と喜び、「公開始まってナンバーワンの映画ってあまり出たことがないので感動している」とコメント。「三日天下にならないように。皆さんのお力をお借りしないとさらなるヒットにならないので、協力してほしい」と呼びかけた。
また、馬琴について「わがままな人だったんでしょうね」と分析し、「これだけの大作を書き終えたのは、葛飾北斎と家族の支えがあってのものだと思う」と話した。
北斎を演じた内野は、大先輩・役所との共演を、「北斎は馬琴より年上でどうしようかなって」と語りながら、「（撮影では）役所さんがフランクに接してくださったので、自由に北斎像を造形できたかなと思う」と感謝。これに役所も「内野さんは素晴らしい俳優」と称賛し、「老人二人でね。醜い老人で、八犬士たちの美しさを引き立てた」と笑った。
