先発する東洋大姫路・阪下漣(カメラ・南部 俊太)

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◆秋季近畿地区大会▽準々決勝 東洋大姫路4―0大院大高(27日・ほっともっとフィールド神戸)

 来春センバツ(2025年3月18日開幕・甲子園)出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会の準々決勝で、東洋大姫路(兵庫1位)が大院大高(大阪3位)を破った。22年以来、9度目の春聖地が当確。22年4月から指揮を執るOBの岡田龍生監督は、同校の指揮官としては初の甲子園出場を確実とさせた。

 この日は、プロ注目の最速147キロ右腕・阪下漣(2年)が先発。1回戦(龍谷大平安戦)で7回無失点の好投を見せた勢いそのままに、初回からエンジン全開で投げ込んだ。3回までは無安打投球を披露。初安打を浴びた4回以降も落ち着きを失わず、6安打6奪三振の完封勝利を達成した。

 打線は2回、1死二塁から6番・白鳥翔哉真左翼手(しらとり・ひやま、2年)の中前適時打で先取点を挙げた。1―0の6回には、8番・渡辺裕太三塁手(1年)のスクイズで2点目。さらには1番・渡辺拓雲二塁手(たくも、2年)、2番・伏見翔一中堅手(1年)に連続適時打が生まれ、4―0と阪下に援護点を与えた。

 秋の兵庫王者が投打で盤石の試合運びを見せ、準決勝進出を決めた。