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 豪G1「コックスプレート」(1着賞金305万豪ドル=約3億805万円)が26日、ムーニーバレー競馬場で行われ、日本から参戦したプログノーシス(牡6=中内田)は好位から粘るも2着。地元のヴィアシスティーナ(牝6=ウォーラー)が優勝した。

 4度目の海外遠征となったプログノーシス。初コンビのレーンは冷静に課題のスタートを決めた。トリッキーな長方形のコース形態。2番手キープから道中はロスなく運んだ。勝負どころの3〜4角の中間地点。実力馬ヴィアシスティーナが後方の外から接近してきた。直線は激しい攻防に耐えるも、勝ち馬との差は広がっていく。2着を確保するも19年リスグラシュー以来、2頭目の日本馬Vはならなかった。レーンは「力は出し切ってくれたが、勝った馬が強過ぎました。4角で来られた時はついていくことができませんでした」と悔しそうに振り返った。

 現地で見届けた中内田師は「1番人気に応えることができず残念ですが、一生懸命走ってくれました。こちらでレーン騎手が乗ってのゲート練習による効果があり、うまくスタートを切れた。思っていたより前で競馬をすることができて、理想的な流れだったと思います」と語った。海外G1で3回目の2着。次走は未定だが、香港カップ(12月8日、シャティン)に登録済み。悲願のG1タイトル獲得へ、チャレンジは続いていく。

 ◆4億円超え JRAは26日、コックスプレートの売り上げが4億903万5400円と公式サイトで発表。リスグラシューが日本馬初勝利を飾った19年は3億7098万8700円だった。