インドじゃなくて…中華風カレー!?かぼちゃを崩してとろみ付け♡規格外「かぼちゃの坦々カレー」作ろう!

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NHKの料理番組『きょうの料理』の人気シリーズ「シェフのON & OFFごはん」。以前、人気中華料理店「美虎」の五十嵐美幸オーナーシェフが登場し、まかないでよく作る「かぼちゃの坦々カレー」を紹介していました。中華のシェフらしく、カレー粉に中華系の調味料を組み合わせていたのが印象的!かぼちゃは具ととろみづけを兼ねているようでした。一体どんな味わいなのか興味津々。気になるので作ってみることに!

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レシピ考案者・五十嵐美幸シェフのX(旧Twitter)がこちら!


2023年8月15日放送の『きょうの料理』で作っていた、「かぼちゃの坦々カレー」。その画像が、五十嵐美幸シェフのX(旧Twitter)にポストされていました。画像の右下、トマトの乗っているひと皿が、「かぼちゃの坦々カレー」ですよ。

レシピ考案者の五十嵐美幸シェフは、東京・世田谷区と静岡県熱海市に「中国料理 美虎」を構える、中華料理界で名を馳せる方。野菜を多く使い、食材本来の旨味を活かした四季を感じる料理を、モットーにしています。また、家庭でも作りやすいレシピをさまざまなメディアで紹介していますよ。

『きょうの料理』で作っていた「かぼちゃの坦々カレー」は、市販のルウを使わないのがポイント。カレー粉と、中華料理でよく使う調味料を組み合わせ、かぼちゃでとろみを付けて作っていましたよ。

市販のルウを使わないので、どんな味わいになるのか興味津々!中華料理のシェフ、五十嵐美幸シェフ直伝の「かぼちゃの坦々カレー」を作ってみます♪

かぼちゃをとかして煮込むのがポイント!「かぼちゃの坦々カレー」を作ってみた



【材料】(2~3人分)
豚ひき肉…300g ※あれば粗びきがおすすめ
かぼちゃ…300g
トマト…1個(200g)
青ねぎ…2~3本
カレー粉…大さじ1と1/2
にんにく(みじん切り)…大さじ1/2 ※今回は1かけ使用
しょうが(みじん切り)…大さじ1/2 ※今回は8g使用
豆板醤…大さじ1/2
水…500ml
牛乳…100ml
白すりゴマ…大さじ4
オイスターソース…大さじ2
鶏ガラスープの素(顆粒)…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
ゴマ油…大さじ1
酢…大さじ1
温かいご飯…適量
ラー油…適量

1. かぼちゃは種とわたを取って、1cm厚さ程度のひと口サイズにカット。トマトは乱切り、青ねぎは小口切り、にんにくとしょうがは、みじん切りにします。



トマトと青ねぎはトッピングにするので、ラップをかけて冷蔵庫に入れておいてくださいね。

2. 耐熱皿にかぼちゃを入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で4~5分加熱します。



レンチン加熱で、かぼちゃをやわらかくしておきます。今回は4分加熱すると、刺した竹串がすっと入るくらいに、やわらかくなりました。

3. フッ素樹脂加工のフライパンにひき肉を入れ、中火にかけて色が変わるまで炒めます。カレー粉、にんにく、しょうが、豆板醤を加えて、香りが立つまで炒めます。



ひき肉は、4分ほど炒めると色が変わりました。カレー粉、にんにく、しょうが、豆板醤を混ぜながら2分ほど炒めると、カレーの香りが♡中華料理のシェフらしく、豆板醤で辛みを加えるのが五十嵐シェフ流ですよ。

4. 2のかぼちゃを加えて、炒め合わせます。



ひき肉から出た脂を絡めるイメージで、レンチンかぼちゃとひき肉を1分ほど炒め合わせました。

5. 水、牛乳、白ゴマ、オイスターソース、鶏ガラスープの素、しょうゆ、ゴマ油、酢を加えて混ぜ、煮立ったら弱火にします。



白ゴマをたっぷり加えるのが、面白い!筆者はカレーに白ゴマを加えたことがないので、どんな味わいになるのか興味津々!オイスターソース、鶏ガラスープの素、ゴマ油、酢と、中華料理の味付けに使う調味料を加えるのもポイントです。



煮立ってきたら、弱火にして煮込みます。最初はシャバシャバな状態ですよ。

6. 時々混ぜてかぼちゃを潰しながら15分ほど、とろみが付くまで煮込みます。



かぼちゃを潰しながら煮込むとのことなので、かぼちゃでとろみを付けるようです。先に電子レンジ加熱でやわらかくしてあるから、木べらで潰すと黄色い果肉がほろほろと潰れ、皮の部分が残ります。



レシピ通りに弱火のまま15分ほど煮込みましたが、サラサラな状態のまま。そこで今回は、中火にして15分ほど追加で煮込みました。すると少しゆるめではあるものの、とろっとカレーらしい仕上がりに。

器に盛り付けたご飯にカレーをかけ、1のトマトと青ねぎを散らして、ラー油を適量かけたら完成です。



かぼちゃの甘さでやさしいベジカレー風♪豆板醤の辛味でちょっぴり中華味に



中華料理店「美虎」のオーナーシェフ・五十嵐美幸さん直伝の「かぼちゃの坦々カレー」が、完成しました♪ひき肉を使うのでキーマカレー風ですね。

レシピにはラー油をかけて仕上げると書かれていましたが、筆者は辛い味が苦手。そのため今回はラー油をかけず、トマトだけを乗せて仕上げました。



見た目は中華っぽくありませんが、お味はどうでしょう?

食べてみると、かぼちゃの甘さがカレーにとけ込んでいるので、やさしい味わい♪市販のカレールウを使っていませんが、かぼちゃのとろみが程よく効いていて、カフェで出てくる野菜たっぷりベジカレーのようなおいしさですよ。

たっぷりと加えた白ゴマは、ルウにとけ込んでいるので存在感はありませんが、豚肉とかぼちゃだけでは出せない深いコクを感じます。そして、豆板醤の辛さがピリッと効いていて、カレー粉の風味とよく合う!

上に乗せたトマトとカレーを一緒に食べると、そのフレッシュ感でさっぱりと味変出来るのも、いいアイデア♪

作る前は、どっぷり中華っぽくなるのかなと思いましたが…。いい意味で予想を裏切る&野菜のおいしさを堪能出来る、ヘルシーでおいしいカレーでした。

市販のルウ不使用でも煮崩したかぼちゃでとろみとカレーっぽい色が♪



2023年8月15日放送の『きょうの料理』で、五十嵐美幸シェフが紹介していた「かぼちゃの坦々カレー」。このお料理は、かぼちゃを煮崩しながら、カレーを煮込むのがポイントでした。

市販のカレールウを使わずに作りましたが、かぼちゃとひき肉の旨味が引き立つ、やさしい味わいのおいしいカレーに仕上がりましたよ。

さらに、中華系の調味料を使ったのに中華っぽくはならず、カフェ風カレーのような軽やかな食べ心地ですよ!

かぼちゃをたっぷりと使っているので、栄養面も優れていると思います。ぜひカレーのレパートリーに加えてみてくださいね。