東海大静岡の宮原は「開幕1軍」を色紙にしたためた

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 巨人からドラフト5位で指名された東海大静岡キャンパスの宮原駿介投手(22)が25日、憧れの菅野智之投手(35)のように長く第一線で活躍を続ける投手になることを目標に掲げた。最速153キロ左腕は「息の長い選手で、常に右肩上がりで成績を残せる選手になりたい」と意気込んだ。

 運命のドラフトから一夜明け、静岡市内の同大学球場で約2時間、汗を流した。「まだ実感はないが、周りが喜んでくれて巨人に選ばれてよかった」と笑顔を見せた。神奈川出身の左腕は現在、母方の祖父母宅を下宿先としているが、そこに両親が訪れて海鮮ちらし寿司で祝った。祝福のメッセージも、140通ほど届いた。

 何でも屋としてフル回転する。今年6月の大学日本代表候補の合宿に招集された左腕の持ち味はやはり球威。肩ができあがる速さや、ここ一番での出力にも自信を持つ。「抑えの適性があると思っているが、やれるところは全部いきたい」と言葉を強くした。