柴咲コウが戦国乱世を駆け抜けた麗人・井伊直虎を熱演した大河ドラマ『おんな城主 直虎』(C)NHK

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 2017年にNHKで放送された、柴咲コウ主演の大河ドラマ『おんな城主 直虎』が、今月31日よりBS松竹東急(無料放送)で再び放送される(毎週木曜 後6:15〜※11月7日より2話連続放送)。これに際し、柴咲からコメントが到着した。

【画像】幼なじみの直親、政次の場面写真

 同ドラマは、戦国時代に男の名で家督を継ぎ、今川、武田、徳川の大国が虎視眈々と領地をねらう中、資源や武力が乏しくとも、知恵と勇気を振り絞って遠江国(現在の静岡県西部)井伊谷を治め、井伊家繁栄の礎を築いた井伊直虎の物語。

 直虎を熱演する柴咲と共演するのは、直虎の幼なじみで許嫁の井伊直親役の三浦春馬、同じく幼なじみで井伊家筆頭家老・小野政次役の高橋一生のほか、柳楽優弥、菅田将暉、杉本哲太、ムロツヨシ、阿部サダヲ、山田裕貴、菜々緒、井之脇海、尾上松也、小林薫らが出演。

 激動の世に凛と立ち向かい、運命を切り開いていく直虎と、頼もしく個性豊かな仲間たちが協力して難局を乗り越えていく、重厚かつ爽やかな群像劇は、本作ならではの見どころだ。

■柴咲コウのコメント(全文)

そこはかとない哀しみを纏(まと)いつつもまっすぐに笑顔を向ける直親。
本心を秘めながら経を謳うかの如く言葉を放つ政次。
飄々としながら時折ギラリと鋭い眼光を向ける龍雲丸。
直虎が後見として必死に繋いだ、直親の嫡男、直政。
戦国の世に生まれ、その波に呑まれそうになりながらも、彼らと向き合いなんとか
希望を繋いでいった直虎。

私は直虎を「演じる」というより、「我が直虎である」という、その一心で、一年以上自分の人生を捧げ、没頭するように生きていたと思います。
どんなに辛い世の中であったとしても、自ら湧き出る祈りは止めることはできないー己の“不屈の精神”と“利他精神”を改めて問われるようなドラマでした。
今でも自身のライブで「わたしが竜宮小僧だったとき」を歌う際には、
このドラマの走馬灯のようなものが脳内を駆け巡っています。