「わたしの宝物」車のナンバーの意味話題
24日に放送された松本若菜主演のフジテレビ10月期木曜劇場「わたしの宝物」(毎週木曜22時〜22時54分)第2話では田中圭演じる夫・宏樹の“見えざる顔”が描かれると共に、彼の車のナンバーが注目を浴びている(※一部ネタバレあり)。
初回では主人公・神崎美羽(松本)と夫・宏樹の冷え切った夫婦生活、中学時代以来の再会を果たした冬月稜(深澤辰哉)との癒やしのひとときが描かれ、終盤では美羽の妊娠発覚、稜を巡る悲劇と怒濤の展開に。第2話では放送前からアフリカで大規模テロに巻き込まれた稜の安否を巡って悲痛の声が寄せられていたが、一方で身ごもった子の父親が稜であることを知った美羽は苦渋の決断を迫られることとなる。
宏樹の車のナンバーが登場したのは、入院していた美羽の母かずみ(多岐川裕美)の容体が急変した時のこと。後に駆け付けた宏樹が帰宅しようとした際に車のナンバーが「11-88」だったことから「いいパパ?」「いいパパなんだね」「いいハハ?」など考察が展開。前の場面では、宏樹が会社で重責や上司からのパワハラに苦しんでいること、喫茶店のマスター・浅岡(北村一樹)との会話から彼が美羽への暴力を自覚しており本当は深く愛していることが伝わってきたことからも、いい父親になるという意味ではないかと見られている。
宏樹は新規プロジェクトのリーダーを務めることになり、美羽に「俺に何も求めないでほしい」「父親の役目はできない。ごめん」と宣言したことから「その良い方はないよ」「何を言っているんですか?」「お金で解決できることもあるけど、お金がすべてじゃないからね」といった非難が相次いだが、「金で苦労はかけない」という言葉には彼なりの誠意、愛情がこめられているともとられ、宏樹が生まれてきた赤ん坊を抱いたときの思わぬ反応に美羽のみならず視聴者も驚愕。とかく、宏樹の不器用ゆえのすれ違い、悲劇であったことが浮き彫りになる格好となった。
ちなみに、言葉遊びと言えば初回で美羽と冬月が図書館で探していた本のナンバーが「ナ-2/(7)201」(※(7)は丸囲み)。ドラマの公式SNSでは、「ナ-2」は夏野のナツ。「(7)201」はポケベルで打つとミワ」であることが説明されていた。
稜が巻き込まれたテロ事件では「下原健太」というもう一人の日本人が登場。美羽の出産に至るまで目まぐるしい展開に視聴者が手に汗握ることとなった第2話は、タイトルがXの国内トレンド1位になったほか「冬月くん」「下原さん」「宏樹さん」「北村一輝」など複数の関連ワードがランクインした。(石川友里恵)