大谷翔平との対戦で「終わったと悟った」 違和感も続投→走った“激痛”「何かがおかしい」
エ軍サンドバル、大谷との対戦直後に肘に違和感→手術でシーズン終了に
左肘を手術し、6月にシーズンを終えたエンゼルスのパトリック・サンドバル投手がドジャース・大谷翔平投手との対戦を振り返った。元エンゼルスのAJ・ラモスが司会を務める米ポッドキャスト番組「ザ・ロッカールーム」に出演。「あの年投げた一番エグいスライダーを投げたら、彼は空振りしたんだ」と笑顔を見せた。
6月21日(日本時間22日)、敵地で行われたドジャース戦だった。3回1死二塁で大谷と対戦。四球を与えたところで、顔を歪め、左腕を振るような仕草を見せそのまま降板した。左腕に重度の屈筋断裂と内側側副靱帯損傷が見つかり、手術となった。
サンドバルは今月23日(同24日)に公開された番組内で「あの試合は最高だった。一番集中していたと感じた。あの年投げた一番エグいスライダーを投げたら、彼は空振りしたんだ」と振り返った。カウント2ストライクと追い込んだが、「肘に違和感を感じたよ。何かおかしい感じがした」とその時点で異変があったと明かした。
それでも親友でもあり、メジャーリーグのスターを抑えたかった。ストライクを取りに行ったが、「でもあいつはすごい奴だから、そこから粘ってフルカウントになって、投げる球ごとに痛みがどんどんひどくなった」と振り返る。フルカウントから投じたシンカーは全力で投げたにも関わらず、89.3マイル(約143.7キロ)。「今まで感じた中での最悪の痛み、飛び上がるほどのね。その瞬間、もう終わったと悟ったんだ」。
結果的に大谷との対戦でシーズンが終了したサンドバル。それでも9月に行われたドジャース戦では日本メディアに対し、「(大谷が)ベストフレンド? ベスト・エネミー(天敵)かもね」とジョークを飛ばすなど、笑顔を見せていた。次こそは“天敵”を倒すべく、リハビリに励んでいる。(Full-Count編集部)