ナンバープレートにある「謎の”アルファベット”」の意味に「納得だわ」「単位かと思った」「全部英語の方がカッコイイ」の声も! 選ばれた「10の文字」とは?
最近よく見る「アルファベットナンバー」に反響集まる!
近年、クルマのナンバープレートにアルファベットが使用されるケースが増えています。
従来は数字のみが使用されていたナンバープレートですが、アルファベットが追加されるようになった背景とその理由、また現状についてネット上では様々な反響が寄せられています。
アルファベットが導入されたのは、ナンバープレート右上に位置する「分類番号」の部分です。
【画像】「えっ…!」 これが最近「358ナンバー」が人気な理由です(15枚)
この分類番号はクルマの用途や種類を識別するための重要な情報で、従来は3桁の数字で構成されていました。
例えば、3で始まる番号は自家用普通乗用車を、5で始まる番号は小型乗用車や軽四輪車を意味します。
しかしクルマの台数増加に伴い、1998年にそれまでの2桁から3桁に変更された分類番号も、再び枯渇の問題が発生しました。
さらに、希望ナンバー制度の導入によって、特定の番号が選ばれることが多くなり、特に人気のある番号が早々に埋まってしまうことがこの枯渇に拍車をかけました。
この問題を解決するために、国土交通省は分類番号の桁数を増やす案や、ナンバープレートのメイン部分である一連番号の桁数を増やす案を検討しましたが、いずれも現行システムに大きな影響を与えることが懸念されました。
ナンバープレートは、自動車メーカーや保険会社などの多くの関連機関でシステム管理されています。
そのため、桁数を変更すると広範囲なシステム改修が必要となり、費用や時間のコストが非常に大きくなります。
そこで、より簡単な解決策として「分類番号にアルファベットを追加する」という方法が選ばれました。
この方法であれば、既存のシステムへの影響を最小限に抑えつつ、番号枯渇の問題を解消することが可能でした。
2017年以降、アルファベットを含むナンバープレートの交付が始まりました。
使用されるアルファベットは「A」「C」「F」「H」「K」「L」「M」「P」「X」「Y」の10種類です。
これらは分類番号の2桁目または3桁目に使用され、例えば「0A」から順次番号が振り分けられていきます。
将来的には「AA」から「YY」といった形式まで進行する予定です。
ただし、分類番号の1桁目はクルマの用途や種類を示すため、引き続き数字が使用されます。
つまり、1桁目にアルファベットが使われることはなく、また、アルファベットが使われるかどうかはナンバープレートの交付状況に依存します。
個別にアルファベットを選ぶことはできませんが、希望ナンバーを選択する際、すでに数字だけの番号が使い切られている場合には、アルファベットが含まれるナンバープレートが発行されることになります。
このように、車両登録数の増加に伴う分類番号の枯渇を解決するために、システム改修の負担を最小限に抑える手段としてアルファベットが導入されました。
これらに対して、ネット上では「知らなかった」「なにかの単位かと思ったわ」「確かに最近希望ナンバーのクルマ多いから納得だわ」など、その意味や背景について初めて知ったというユーザーの声が寄せられていました。
また「うちのクルマがまさにアルファベッドナンバーだわ」「確かに人気な希望ナンバーにしたらアルファベットになった」「今住んでいるエリアは結構アルファベットついているナンバーの台数が多いかも」など、実際に目撃したことがあるユーザーも多くいるようです。
そのほか「いつかは4桁になるのかな」「アルファベットも枯渇したらどうするの」など、分類番号の将来的な枯渇を懸念する声や、「アルファベットってなんかダサい」「輸入車にも似合うように地名も含めて全部アルファベット表記にしてほしい」など、アルファベットそのものの見た目について意見するユーザーも複数見られました。