八代英輝氏 政治の自浄作用に私見「自分たちで身を切る改革を、は無理」だけど…「見せてくれないと」
弁護士の八代英輝氏が24日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月〜金曜後6・00)に生出演し、裏金事件などで国民の不信を買っている政治改革について私見を語った。
「政治とカネ」が大きなテーマの衆院選(27日投開票)を前に、自民党の派閥裏金事件を受けて衆院選で非公認となった候補が代表を務める党支部に対し、党が2000万円を提供したことが判明した。森山裕幹事長は「候補者に支給したものではありません」などとコメントを発表したが、有権者の疑惑を払しょくできない問題は後を絶たない。
5月には経済同友会が、政治不信の解消に向けた5項目の提言を行っていた。そのうちの一つが、政党法の制定だった。MCのジャーナリスト堀潤氏は「お金の配り方一つ取っても、政党の話なんでと逃げられちゃうわけです。いや、政党のお金の配り方こそ、1回法律で議論して決めて下さいよと」と、自身の見解を示した。
八代氏は「本来は第三者的立場にある団体、組織がそういったガバナンスを行うわけで、自分たちが行うとお手盛りになるということがあるので、企業も取締役と監査役会で分けている」と、民間企業のケースについて説明。「それを政治家に、自分たちの身を切る改革をしろというのは、ちょっと無理があるところだとは思う」と話し、政治の自浄作用には首をかしげた。その上で「それ(改革の姿勢)を見せてくれないと、国民の信頼を得られないのは当然だろうなと思います」と指摘した。