銅板が盗まれた社殿の屋根(栃木県足利市提供)

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 栃木県の足利市教育委員会は23日、足利市名草上町の神社「厳島神社」の社殿の屋根材に使われていた銅板約1630枚(時価約65万円相当)が盗まれたと発表した。

 同神社はアニメ「鬼滅の刃」のファンから「聖地」として親しまれる国指定天然記念物「名草の巨石群」内に位置する。巨石群に被害はなかった。

 市や足利署によると、銅板はおおむね縦15センチ、横56センチ。今月3日、神社付近を訪れた観光客が銅板が盗まれているのを発見し、神社関係者が同署に被害届を提出した。

 市内では今年度、神社や寺を狙った銅板盗が複数確認されている。