皮膚疾患で自らこの世を去った人を連想、“冒涜発言”でTVから消えた韓国通販出演者が静かに復帰
故人を冒涜する発言で出演停止処分を受けたショーホスト（通販番組で商品を紹介する人）のユ・ナンヒが、静かに復帰した。
10月23日、業界によると、ユ・ナンヒは今月頭にロッテの通販番組で活動を再開し、あるアパレル業者のオファーで週1ゲストとして番組に出演しているという。先立って騒動となった化粧品を除き、アパレル商品を販売する予定だ。
ロッテホームショッピングは初回放送の収益の一部を寄付する条件で、ユ・ナンヒの出演を承認したとされている。
ユ・ナンヒは昨年2月、幹細胞を使用した化粧品を販売していた際、「某女性芸人を思い出した。肌の調子が悪くてかなり悩んでいたが、この商品を知っていれば良かったのにと思った」と発言。名前こそ出さなかったものの、皮膚疾患による苦痛で“極端な選択”をした芸人を連想させたとして、一部の視聴者から故人を冒涜しているという苦情が相次いだ。
その後、放送通信審議委員会にも消費者からの苦情が受け付けられ、問題発言があった化粧品の通販番組に対する審議を進められた。放送通信審議委員会の広告審議小委員会は当該案件を「商品紹介および販売放送審議に関する規定」違反と判断し、“注意”の処分を下した。
これにより、ユ・ナンヒは無期限出演停止となった。
当時、ユ・ナンヒはSNSに「とても愛する後輩で、彼女が去った時、誰よりも心を痛めた一人だった。発言に対して誤りを悟って謝った。だが、誰かを連想させ、また多くの人の心を痛めた点を心より謝罪申し上げる」と謝罪文を投稿していた。
