「栂池高原ホテル」破産手続き開始、負債額9億3000万円…バブル崩壊で集客低迷→コロナ禍で資金繰り逼迫
帝国データバンク松本支店は22日、長野県小谷村の栂池(つがいけ)高原スキー場近くの観光ホテル「栂池高原ホテル」が今月9日に長野地裁松本支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。
負債額は約9億3000万円。
同支店によると、同ホテルは1965年3月に創業。ゴンドラリフト乗り場の近くに立地し、冬季はスキー客、夏季はトレッキング客などに利用されていた。だが、バブル経済の崩壊などで長年にわたって集客が低迷したことに加え、コロナ禍での資金繰りの逼迫(ひっぱく)が追い打ちとなり、2021年3月までに事業を停止していた。