きょうも為替市場はドル高の動きが優勢となる中、ユーロドルは下値模索が続いている。NY時間に入って1.08ドル割れを試す動きも出ていたが、いまのところ、かろうじて1.08ドル台は維持されている状況。

 本日はラガルドECB総裁を始め、ECB理事の発言が相次いで出ているが、エスクリバ・スペイン中銀総裁の発言が伝わり、ユーロ圏のインフレは来年もECBの目標である2%前後で安定する可能性が高いとの見方を示した。「消費者物価はこれより大幅に上昇することも大幅に下落することも無いだろう」と地元紙に語った。

 9月のECBスタッフの見通しでは、2025年にはインフレが望ましい2%の水準付近で推移すると予測しており、これは依然として中心的な見解であるとも述べていた。

EUR/USD 1.0807 EUR/JPY 163.29 EUR/GBP 0.8331

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美