Photo: 小原啓樹

「こういうの欲しかった!」という人、正直に手を挙げましょう(ハイ)。

僕は昔からMacBookを使い続けているんですが、ずーっと気になっていたことがあるんです。それが、MacBookと相性の良い外付けディスプレイが少ないという問題です。

今では僕も外付けディスプレイを使ってはいるものの、たとえば写真のレタッチ時などでは、けっきょくMacBookの画面で色味を確認しています。

というのも、そもそもMac本体のディスプレイが高品質なのにくわえて、外付けディスプレイとMacBookで表示の色味がイマイチ一致しないなんてこともあって。

外付けディスプレイで広々とした作業スペースを確保したい。なおかつ、MacBookのディスプレイと限りなく近い色であってほしい。これって、すべてのMacBookユーザーの心の声だと思うんですよね。

Appleの純正ディスプレイ以外でもそんな製品があればいいなぁ…と思い続けていたところ、BenQから登場した新しいMac向けモニターがまさにドンピシャだったんです。

Photo: 小原啓樹

それがこちらの「MA270U」。デザインやカラーリングにMacBookとのおそろい感があるだけでなく、なんとMacBook向けの専用機能まで用意してくれてるんです。

まさにこういう、MacBookのことを全力で考えたディスプレイを僕は探していたッ!

MacBookにマッチする、考え抜かれたハードウェア

Photo: 小原啓樹

いきなりですが、まずデザインが良い。装飾を廃したミニマルなデザインは、MacBookの横に並べたときに相性抜群です。

同じ材質を使っているわけではないのですが、シルバーの質感や角丸のラウンド感など、同じ指向性を持った製品という感じはしますよね。どことなく兄弟のような統一感。

また、ディスプレイスタンドの手前側にはラバーパッドが配置されています。

折りたたんだ状態のMacBookをここに置けばボディが傷つきにくく、デスクに直起きしないから汚れの防止にもなる。あるいは、ワイヤレスイヤホンなどのガジェットを置くのにもちょうど良いスペースです。こういう小さな心配り、素敵です。

このMA270Uは27インチワイドの4Kディスプレイで、可動域は上下への傾き(ティルト)が-5〜20度、左右首振り(スウィーベル)が15度。そして90度のピボット回転で、縦長画面への切り替えにも対応します。

さらにMacBookユーザー注目の気配り設計が、画面下のスペースを最大115mmまで広げられる高さ調整が可能ということ。この高さが絶妙で、実はディスプレイ手前にMacBookを配置しても表示領域にかぶらないラインなんです(13インチのみ)。

あらゆる設定変更やコントロールをMacBookから

BenQのディスプレイといえば、専用ソフト「Display Pilot 2」が大きな特徴のひとつ。このソフトさえインストールしておけば、輝度や解像度といったディスプレイのあらゆる要素がコントロールできてしまう優れモノなのです。

Photo: 小原啓樹

MacにインストールしたDisplay Pilot 2はタスクバーからアクセス可能。

ディスプレイの輝度、カラーモード、コントラスト、ブルーライト軽減の有無などなど。従来のディスプレイだとディスプレイ本体のボタンをカチカチ操作してこうした項目を設定変更していましたが、MA270UではMacから直接操作できるようになっています。

さらに「iKeyboard Control」機能により、MacBookのキーボード操作での輝度変更にMA270Uの輝度を連動させることも可能です。

Macと連動できる設定項目は様々あり、「Brightness Sync」をオンにしてMA270UとMacBookの輝度を同期させたり、「FocuSync」を使ってMacBookのモード変更時にブルーライト軽減やオーディオ設定などもまるっと変更したりすることも。設定内容を柔軟に制御できるため、自分にとって使いやすい設定モードを作り込みやすいです。

ディスプレイ上部右側に環境光センサーがあり、部屋の暗さに応じて自動的に輝度を調整してくれる。この自動輝度変更も同期させられる。
Photo: 小原啓樹

MacBookとの一貫性がある色味と画質

Mac向けモニターに求められる大きな要素として、色味の統一があります。MA270Uは、BenQの過去モデルから引き続き「M-bookモード」という独自のカラーモードを搭載。そしてMac向け製品らしく、デフォルトでM-bookモードがオンになっています。このモードは皆さまお察しの通り、MacBookの発色に限りなく近づけたカラーモードです。

Photo: 小原啓樹

実際にLightroomで写真編集を試してみましたが、色味の統一感はかなり良い感じ。そもそもMA270Uの画面表面は非光沢の名のマットコートパネルで、MacBookの画面表面は光沢仕上げのため、厳密に同じ色の見え方にすることは物理的に不可能で、ある程度のイメージ補完は必要です。

その補完が想定の範疇というか、「MA270UでこのコントラストならMacだとこれくらいに見えるだろうな」という想像がしやすいように感じました。あと、シンプルに発色が良いから見ていて心地良い。

MA270UのDisplay P3カバー率は95%、コントラスト比は1200:1、最大輝度は400カンデラ。外付けディスプレイを使い慣れている人であればキャリブレーションで色を追い込むことも可能ですが、デフォルトのM-bookモードのままでも必要充分なカラーマッチが得られました。

ケーブル1本でMacBookとつながるシンプルさと拡張性

Photo: 小原啓樹

端子類はディスプレイ背面に集中配置。MacBookとはType-Cケーブル1本で接続し、製品同梱のThunderbolt 4互換USB Type-Cケーブルを使えば最大90Wの電源供給も可能です。ディスプレイからMacBookを充電できるのって、ケーブルもすっきりしますし、便利ですよね。

Photo: 小原啓樹

残るUSB端子にスマホの充電ケーブルや外付けSSDなどを繋げば、USBハブいらずで作業スペースの構築が可能。HDMI端子も2つ備えているため、WindowsのデスクトップPCやゲーム機とも接続できます。せっかくの発色が良いディスプレイ。Macだけでなくいろんな用途にも使っていきたいところ。

すっきりしたデスク環境でMacBookをフル活用したいならオススメのディスプレイ

MacBookユーザーが納得する機能とデザインを備えた、こだわりのあるディスプレイって、探しているとけっこうなお値段の製品になってしまうことがほとんど。そんななか、MA270Uの価格は8万7000円で、この価格でMacBookと相性抜群のバランスに仕上げてきたのはお見事。デザインもミニマルで美しく、デスク環境にこだわりたい人にとっても選びやすい一台です。

買い替えを検討している人はもちろん、これまで外付けディスプレイを使ってこなかったMacBookユーザーの最初の一台にもピッタリでしょう。

正直、僕のデスクのディスプレイも今すぐコレにしたい。外観をこのシルバーカラーで統一したい。

より大きなディスプレイが欲しい人には、31.5インチモデルのMA320Uも用意されています。こちらの価格は10万8000円。色域、輝度、コントラスト比などが向上しており、より本格派な一台になっていますよ。

MacBookにお似合いの外付けディスプレイを探しているなら、「MA270U」および「MA320U」はまず検討してほしいですね。これほど「MacBookと並べて様になるディスプレイ」は、そうそうありませんよ。

BenQでは、アンケート登録すると、公式サイト限定で使用できる特別クーポンがもらえる「Mac向けモニター発売記念キャンペーン」(アンケートフォームはこちら)を行なっているので、購入を検討している人はぜひご確認を!

MA270U | 27インチ MacBook向け4K HDRモニター

Source: MacBook 向けモニター | ベンキュージャパン

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