デスクワーカーに有意義な『約15分』の過ごし方を提案!アシックス、メディアセミナー

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アシックスは2024年10月7日(月)、都内 コンファレンススクエア エムプラスにて、報道関係者向けにメディアセミナーを実施した。10月10日は世界メンタルヘルスデーにあたるため、デスクワーカーに有意義な“約15分”の過ごし方を提案するプレゼンテーションを披露した。セミナーでは、アシックスジャパン株式会社 マーケティング統括部 統括部長 狩野和也氏による「Desk Break experiment」の結果報告に加え、日本人の「座りすぎ」研究の第一人者である早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 岡 浩一朗教授より、実態と課題改善に必要なことについての発表があった。またアシックスからの提案として約15分でできるミニエクササイズの実演も実施された。

■さまざまな研究や取り組みを実施
アシックスジャパン株式会社 マーケティング統括部 統括部長 狩野和也氏は、調査結果の報告とキャンペーンについての告知をおこなった。
同社では、世界の人々の日常的なデスクワークとメンタルヘルスの関係性についての調査「Desk Break experiment(デスクブレイクエクスペリメント)」を実施し、約15分の身体を動かすデスクブレイクが普段からデスクワークを行うオフィスワーカーのメンタルヘルスにどのような影響を与えるかを検証した。検証によると、オフィスワーカーが、仕事の合間に約15分身体を動かすと、心の状態スコアが良くなることがわかった。

具体的には、生産性は33.2%向上、集中力は28.6%向上、リラックスは33.3%向上、穏やかさ&回復力は28.6%向上、近くストレスは14.7%低下との結果が明らかとなった。
ところが、日本ではデスクワークに携わる人が多いため、運動習慣が少なく、「座りすぎ」であることも明らかになっている。「座りすぎ」は健康リスクが高まるばかりでなく、メンタルヘルス維持のためにも改善すべき課題となっている。

そこで同社では、2024年の公式テーマ「今こそ職場環境でのメンタルヘルスを優先しよう」にあわせ、10月7日(月)〜10月11日(金)の5日間、カラダもココロもポジティブな変化をもたらすコンテンツをお届けする「Move Your Mind Week」を開催。10月31日まで実施される「The Desk Break Challengeキャンペーン」では、アシックスのフィットネストラッキングアプリ「ASICS Runkeeper」を使って参加すると、リワードとしてお買い物やランステ、イベント、寄付などに使える便利なOneASICSポイント500ptがプレゼントされる。

狩野氏は「健全な身体に健全な精神があれかし−“ANIMA SANA IN CORPORE SANO”」を創業哲学とし、誰もが一生涯スポーツに関わり、ココロと身体が健康的な世界の実現を目指しております。また創業哲学を示すブランドスローガン「Sound Mind, Sound Body」は身体を動かすことがココロと身体に良い影響を及ぼすと考え、身近に感じてもらい、皆さまの日々の生活が心身ともにより健康で充実したものになるようにとの願いが込められています。今後も皆さまの健康で豊かなライフスタイルの実現に寄り添いつつ、さまざまな研究や取り組みを実施してまいります。」と語った。

アシックスジャパン株式会社 マーケティング統括部 統括部長 狩野和也氏

■職場での工夫が必要
引き続き、早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 岡 浩一朗教授から、「日常的なデスクワークがもたらすメンタルヘルスケアへの影響」と題した発表があった。
岡教授は厚生労働省 国民健康・栄養調査データより作成したグラフにより、身体活動・運動に関する日本の現状として、生活環境・仕事環境の機械化・自動化に伴い歩数は減少傾向になることを明らかにした。また同省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023より作成したグラフにより、座位時間に関する日本の現状として、日本の成人座位時間が1日8時間以上の割合であることもしました。多くの時間座りすぎている傾向があり、座位行動を減らし、低強度の身体活動を増やす必要がある。

またKurita et ai. BMJ Open, 2019をもとにしたグラフにより、勤労者における座りすぎの実態も明らかにした。さらに厚生労働省 労働安全衛生調査 2020をもとに作成したグラフにより、過去1年間にメンタルヘルス不調を理由に連続1ヶ月以上休業した労働者または退職した労働者がいた事業所の割合を示して、勤労者のメンタルヘルス不調の問題が深刻であることを明らかにした。ほかにも精神疾患、肩こり・腰痛に伴う経済損失が大きいことを示した。

座りすぎとメンタルヘルスの関連については、総座位時間が8時間の場合、抑うつ傾向のリスクが20%増加することを示した。また30分のうち3分ブレイクするだけでも、時間経過に伴う疲労感が大きく減少することを明らかにした。座りすぎが抑うつに影響を及ぼす機序を示し、特に受動的な座位行動が抑うつ傾向を高めることも示唆した。

座りすぎを解消するためには、ドアやコピー機、トイレなどへ行くときに遠回りをしたり、昇降デスクやウェアラブルデバイスを有効活用したり、ランチを外に食べに行ったり、報告や連絡を相手の席まで行ったりするなど、職場での工夫が必要なことを語った。

座りすぎを解消するためには、ドアやコピー機、トイレに行く際に遠回りをする、昇降デスクやウェアラブルデバイスを有効活用する、ランチを外で食べる、報告や連絡を相手の席まで行って直接行うなど、職場での工夫が必要であるとした。

早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 岡 浩一朗教授

■心地が良いと思える運動をすればよい
ASICS ランニングクラブ コーチ 池田 美穂氏が登壇して、デスクブレイクにおすすめのエクササイズの提案があった。
提案されたエクササイズは「リラックスストレッチ」であり、ASICSのランニングメソッドにも活用されているストレッチだ。

池田氏は「自分が気持ちが良い、心地が良いと思える運動をすればよいと思います。激しい運動をする必要はありません。」と、いくつかのストレッチを紹介した。
デスクワークで疲れを感じたら、一度立ち上がって、背伸びをする。手を肩に充ててまわすなど、自分のできる範囲でストレッチをおこなうというものだ。

イベントでは、ミニエクササイズも実施され、来場者も一緒に体験することができた。

ASICSランニングクラブ コーチ 池田 美穂氏

ミニエクササイズ

アシックスジャパン株式会社 マーケティング統括部 統括部長 狩野和也氏が語る!「Desk Break experiment」の結果報告と、運動の重要性

YouTube:https://youtu.be/W4EAqq6djpM

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