DeNA、好守備に阻まれ惜敗…7回の攻撃に大矢氏「森敬斗のところで、筒香を出さないかなって思いながら見てました」と持論を展開

　DeNAが巨人に惜敗。日本シリーズ進出を賭けたファイナルステージは、3勝3敗のタイとなった。

　DeNA・茺口遥大、巨人・山粼伊織の両先発が4回まで無失点と好投して始まった試合は、5回からマウンドに上った山粼康晃が中山礼都にソロホームランを許し先制点を献上。DeNA打線はチャンスを作るも、巨人投手陣の踏ん張りと守備陣の好プレーの前にホームを踏めず、0−1の完封負けを喫した。

　20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では1点ビハインドの7回のDeNAの攻撃にフォーカス。桑原将志のレフト前ヒットをオコエ瑠偉が後逸し一死三塁のチャンスを作りながらも、交代した左腕の高梨雄平から森敬斗が放ったの鋭い当たりを、ショートの門脇誠が上手く処理しホームタッチアウトに合ったシーンに

　解説として出演した坂口智隆氏は「同点に追いつくための最大のチャンスですから。左対左の高梨投手の真っすぐ系っていうのは、フライが上がりにくいのでゴロになるピッチャーなんですよね。当然のようにここはゴロゴーっていうところでこういうプレーをされた」とホームに突っ込んだ作戦はベターと分析。しかしその後の盗塁死には「少し焦りも見えて、ランナーをスコアリングポジションでってところで走って、このタイミングでアウトになってしまったっていうところが、やっぱり流れが切れちゃったかなって感じはしますね」と苦言を呈した。

　もう一人の解説者の大矢明彦氏は「僕はこのケース、森のところに筒香を出すかなって思ったんです、勝負で。なぜかっていうとこの時に山粼伊織を阿部監督が代えたんですよね。左にスパッと。それをなんか上回る手を打つとしたら、もう戸柱にはもうキャッチャーがいないんで出せない。それだったらもう、あの森のところで勝負。筒香を持っていかないかなって内心思いながら見てました」と勝負手を打ってもよかったのではと私見を述べた。

　またMCを務めた岩本勉氏は「森がヒットを打ったりとかね。また盗塁成功していれば、戸柱の結果も変わってくるかもしれませんし、もうここはほんとにイケイケになりそうなベイスターズを、ジャイアンツは守備力で完全に封じたっていうような意味にも感じましたけどね」と勝負を分けたイニングを総括した。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』