舞洲の球団施設で調整した宮城(左)

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 オリックス・宮城大弥投手(23)が20日、舞洲の球団施設でキャッチボールなどで調整。岸田新監督となる来季を見据え、2年連続開幕投手へアピールすると決意した。

 「オフの取り組み方や姿勢によると思いますが、監督も代わりましたし、開幕へアピールをしていきたいなと思います」

 5月中旬に左大胸筋の筋損傷を負い、約1カ月間離脱。防御率1・91と安定した投球を見せたが、7勝9敗と二つ負けが先行した。「ケガをせずに1年間やりたい。その上で勝ちにつながるピッチングをしたいです」。オフからケガをしない体作りに努めていく。

 11月のプレミア12には高卒同期の紅林が出場する。世界一に輝いた23年WBCで先に国際大会を経験した宮城は「(紅林に)いい意味で期待していないです」と宮城節をかましつつこう続けた。

 「普段敵の選手がチームメートになるので、いいところを盗んでほしい。彼もいい大人になる。他の選手から吸収してきたいい言葉、いい考えを(球団で)共有できたら、チームも強くなると思う」。言葉の端々から、チームの中心選手としての自覚がにじみ出た。