浅野拓磨欠場のマジョルカ、ラージョを破り直近5戦で4勝目! 負傷明けのムリキが決勝弾

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 ラ・リーガ第10節が20日に行われ、マジョルカとラージョ・バジェカーノが対戦した。

 ここまで4勝2分3敗とまずまずのスタートを切ったマジョルカが、3勝4分2敗で現在は5試合無敗を続けるラージョをホームに迎えた一戦。今夏にマジョルカへ加わった浅野拓磨は、開幕からポジションを掴んで公式戦6試合に出場していたものの、先月23日の第6節ベティス戦(3−0)でベンチ外となると、以降は欠場が続いている。、ハゴバ・アラサテ監督は負傷による欠場だったことを認めており、今月に入ってから一部のトレーニングに参加していることが報じられたものの、スペインメディア『マルカ』によると、10日に行われたCEアンドラチュ(4部相当)との練習試合でハムストリングの違和感を訴えたという。検査の結果ハムストリング損傷の再発が確認された見込みで、現在は戦線を離脱中。このケガにより、今節もメンバーを外れた。

 マジョルカは今節よりヴェダト・ムリキが負傷から戻ってきたことで、この“エースストライカー”を中心にゴールに迫る場面を作るも、前半にゴールネットが揺れることはなく、スコアレスで後半へ折り返す。構図は大きく変わらず、マジョルカが主導権を握ると、62分にはセットプレーで決定機を構築。敵陣左サイドからのフリーキックでセルジ・ダルデルが右足でインスイングのボールを送ると、中央へ走り込んだマルティン・ヴァルイェントがヘディングシュートを放ったが、ここはGKアウグスト・バタージャの好セーブに阻まれた。

 一方で、なかなかファイナルサードへ侵入する回数を増やせないラージョ・バジェカーノは、早い時間帯から積極的に交代カードを切って攻撃の色合いに変化を加えようと試みる。64分には10番を背負うハメス・ロドリゲスがピッチに送り出されたが、なかなか決定的なシーンを作り出すことはできない。

 0−0のまま試合は終盤に突入したが、75分に均衡が破れる。マジョルカは左コーナーキックを獲得すると、ダニ・ロドリゲスが右足で正確なボールを供給。ボックス中央でフリーになっていたムリキがヘディングシュートを叩き込み、マジョルカが先手を取った。

このまま後半アディショナルタイムに入ると、マジョルカは規定の5分台に突入してから、カウンターの場面でアントニオ・サンチェスがゴールネットを揺らしたものの、その前のダニ・ロドリゲスのポジションがオフサイドと判定。ゴールは認められない。

 それでも、試合はこのままタイムアップ。この結果、マジョルカが直近の5試合で4勝目を記録し、ホームで行われたインターナショナルマッチウィーク明けの1戦目を白星で飾った。一方、ラージョ・バジェカーノは6試合ぶりに黒星を喫した。

 次節、マジョルカは28日にアスレティック・ビルバオと、ラージョ・バジェカーノは26日にアラベスと、それぞれホームで対戦する。

【スコア】
マジョルカ 1−0 ラージョ・バジェカーノ

【得点者】
1−0 75分 ヴェダト・ムリキ(マジョルカ)


【ハイライト】マジョルカ、ラージョを破り直近5戦で4勝目!