カロリーが高いのはどっち? 「スイートポテト or 大学芋」【ダイエットクイズ】

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甘くてホクホクのさつまいもは、秋の旬食材のひとつですが、食物繊維やビタミン類が豊富で栄養価が高い点にも注目が集まる食材。美肌や腸内環境を整える効果に期待できるのも嬉しいポイントです。品種も鳴門金時、安納芋、紅あずま、シルクスイートなど数種類あり、しっとり系、ねっとり系、ほくほく系など食感にも違いがあります。

今回はそんなさつまいもを使ったスイーツの中から、「スイートポテト」と「大学芋」を比較しました。どちらが高カロリーなのでしょうか? 食材やカロリーに関する解説を管理栄養士の資格を持つライター川越光笑さんにしていただきました。

「スイートポテト」と「大学芋」カロリーが高いのは?

スイートポテト

裏ごししたさつまいもに砂糖、牛乳、バター、洋酒などを混ぜ、楕円形に成形して焼いた日本発祥のお菓子。さつまいもの甘さをしっかりと味わうことができ、なめらかでホクホクとした食感も楽しめます。

大学芋

食べやすい大きさに切ったさつまいもを素揚げし、砂糖やみりんなどを煮詰めた糖蜜をからめた一品。仕上げにごまを振りかけることもあります。家庭でも簡単に作ることができ、おかずとしてもおやつとしても人気。

秋の味覚では、芋類もハズせませんよね。さつまいもを使ったスイーツでは、どちらが太りやすいでしょうか? 正解は……? それぞれのカロリーと特徴を解説します。

カロリーが高いのは、「大学芋」

油の量と吸収率の高さは意識して!

この時季の芋類は、畑の中で糖度を蓄えて美味しさは格別です。スイーツに使ってもその実力を発揮してくれます。今回は、「スイートポテト」と「大学芋」のカロリー比較でしたが、答えは「大学芋」の方が高いという結果に。

各100gのエネルギーは「スイートポテト」217kcal、「大学芋」は231kcalでした。大学芋の方が若干高めなのは、少し意外だったでしょうか? さっそく、大学芋を作る工程からみていきましょう。

大学芋に使用するさつまいも(皮つき・生)100gのエネルギーは、127kcalです。食べやすい大きさにカットしてから油で揚げ、上白糖やしょうゆなどの甘辛いタレをからめるのでやや高カロリーになります。カリカリとした食感を出すために2度揚げすれば、さらにハイカロリーのおやつといえそうです。

対するスイートポテトの材料は、同じくさつまいもを使い、砂糖やバター、生クリームなども含まれるため、通常は高カロリーになりがち。ですが、違いはさつまいもを焼いたり、蒸したものを潰して使用するためカロリーダウンが狙えます。

大学芋の方がカロリーアップになる傾向は、やはり油の量と吸収率の高さにあるといえそう。油の吸収率を抑えるには、さつまいもを大きめにカットすることもカロリーを控えるテクニックのひとつです。

※具材や量、調理法によってもカロリーは異なりますので目安として参考にしてください。

[参考資料]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)、「八訂 早わかりインデックス 食材&料理カロリーブック」(主婦の友社・刊)、「一番かんたん ひと目でわかる! 糖質量&たんぱく質量ハンドブック」(新星出版社・刊)

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