スズキ「新型スイフトスポーツ」登場する? まさかの「MTなし」「そもそも消滅」の可能性も!? 「超軽量ボディ」&安価な“お手軽”スポーツカー 一体どうなるのか

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販売サイドも「本当に出るの?」 消滅を恐れる声も

 スズキの中でも特に固定ファンの多い車種として知られるのが「スイフトスポーツ」です。
 
 現在販売されているモデルは4代目「スイフト」がベースとなっていますが、スイフトは2023年12月にフルモデルチェンジし、5代目スイフトの発売からは10か月ほどが経過しています。果たして次期スイフトスポーツはいつ発売となるのでしょうか。

新型「スイフトスポーツ」どうなる?(画像はスイフト現行モデル)

 スイフトスポーツの現行型は2017年に発売された4代目。先代のスイフトをベースとしています。

【画像】超カッコイイ! これが「スイフトロードスター」です!(59枚)

 いっぽう、スイフトスポーツのほうが全幅40mm、全長35mm大きいことで、3ナンバー化を図り、存在感が生まれたほか、よりシャープな顔つきや2本出しマフラーなど、スポーツらしさが感じられる仕上がりです。

 970kgの非常に軽量なボディには、最大出力140馬力・最大トルク230Nmを発揮する1.4リッター4気筒ターボエンジンを搭載。6速MTモデルを設定しているほか、スポーツサスペンションや大径ブレーキを装備するなど、走行性能も強化されています。

 そして新車価格(消費税込)は216万4800円とリーズナブルな価格設定も魅力です。

 手軽にスポーティな走行を楽しめるとあって、若年層を中心に固定ファンの多いスイフトスポーツですが、先述の通りベースのスイフトがモデルチェンジされたことで、スイフトスポーツのフルモデルチェンジにも期待が高まっています。

 これは、過去にスイフトのモデルチェンジの数か月後にスイフトスポーツも刷新されたためで、この流れを汲めばまもなくの登場を期待するのは当然のこと。

 しかし2024年10月現在でも、先代スイフトベースのスイフトスポーツがラインナップされており、公式サイトなどでも新型に関する情報はアナウンスされていません。

 販売現場はこの状況をどう見ているのでしょう。中国地方のスズキ販売店のスタッフは次のように話します。

「新型スイフトスポーツのお問い合わせは多いのですが、新型車の情報は直前に知らされるため、現時点では私たちにも情報はありません。販売店の感覚としても『本当に出るのか?』と思うほどです」

 販売現場にも新型スイフトスポーツを期待する声は寄せられているようですが、一切の動きはないようです。

「ただ、うわさではさまざまな情報が飛び交っているようです。一部では『次期スイフトスポーツにはMT車がない』といううわさがあるらしく、現行スイフトスポーツのMT車を購入されるお客様はまだまだおられます。

 もちろん、あくまでうわさに過ぎないのですが、数年前には『アルトワークス』がなくなったこともあり、スイフトスポーツもなくなるのではないかと心配されているお客様もおられるようです」(中国地方のスズキ販売店スタッフ)

 スイフトスポーツ同様、スズキのスポーティモデルの1つとして知られるアルトワークスは、エントリー軽コンパクトの「アルト」をベースに、64馬力の高性能なターボエンジンや低速向けのクロスミッション、専用足回り、スポーティな内外装などを備えたモデルです。

 軽自動車の手軽さにスポーティなキャラクターをプラスしたことから、若年層などを中心にスポーツモデルファンから熱烈に支持されましたが、2021年末にアルトのモデルチェンジとともに消滅。

 スイフトスポーツも、このような流れで消えてしまうのではないかと危惧する見方もあるようです。

 ちなみに、スイフトスポーツ現行モデルの納期に関してはこのように説明します。

「現行スイフトスポーツの納車は比較的早い印象です。最近は納期が数か月かかることもめずらしくないため、最大2か月程度とご案内していますが、タイミングによっては5日ほどで車台番号が出たものもあります。

 新型車の発売が決まれば、現行車の受注は急に終了することになるため、現行スイフトスポーツを検討されている方は、突然の受注終了もあり得ることをご注意ください」(中国地方のスズキ販売店スタッフ)

※ ※ ※

 現行の発売から7年が経過し、スイフトスポーツファンのみならずスポーツカーファンからも次期スイフトスポーツへの期待が高まっています。

 新型スイフトスポーツに関する情報は明らかになっていないものの、先代までのスケジュールと比較すれば、いつ発表となってもおかしくないでしょう。

 もし現行モデルを検討している人は、早めにチェックしておきましょう。