最終予選3戦で14得点&無失点、スコアラーは10人!「歴代最強」日本、サウジ戦でも“美しすぎる”連携で得点
◆鬼門ジッダで初勝利!「歴代最強」日本代表、歴史的な一戦
現地時間10月10日(日本時間11日)、「FIFAワールドカップ26 アジア最終予選」グループCの第3節が行われ、サッカー日本代表はアウェイでサウジアラビア代表と対戦した。
【映像】堂安→三笘→守田→鎌田、“美しすぎる”連携から決めた圧巻の先制点
会場となったジッダの「キング・アブドゥラー・スポーツシティ」は、サウジアラビア代表にとっての“聖地”。過去14試合で11勝3分と無敗を誇るホームスタジアムだ。
およそ6万人収容のスタジアムはチケット完売で満員、ホームサポーターは日本代表を圧倒するように熱気あふれる雰囲気をつくり上げた。
これまで日本代表は、最終予選における敵地でのサウジアラビア戦は過去3戦全敗。すべて0−1、無得点で敗れてきた。
故に、予選前からこの一戦が重要視され“鬼門”ともされていたが、「歴代最強」といわれる日本代表はアウェイの雰囲気にのまれることなく、攻守に隙をみせない落ち着いた試合を展開。
前半と後半で1得点ずつ、最終2−0でサウジアラビア代表をくだし、“聖地”で初めて勝利をあげる歴史的な一戦を繰り広げた。
◆堂安、三笘、守田、鎌田…美しすぎる連携でうまれた先制点
先制点を決めたのは、MF鎌田大地。
試合序盤、サウジアラビア代表がホームの大声援を背に勢いある攻撃を仕掛けるなか、前半13分、右のWB(ウイングバック)として先発した堂安律がボールをもつと、逆サイドでフリーとなっていた左のWB三笘薫に正確なロングボールを展開。
三笘はこのボールをダイレクトで中央に上げ、後列からペナルティエリアに侵入していたボランチの守田英正がヘディングで相手キーパー前の絶好の位置に落とす。
これを鎌田が左足で流し込み、早々に“鬼門”ジッダのおよそ6万のサポーターを静まり返らせることとなった。
堂安の高いキックの精度、三笘の瞬時の判断力、守田の敏感で積極的な攻撃参加、そして、鎌田の落ち着きと冷静さ――。相手に一度もボールを触らせることなく、“美しすぎる”連携で崩して決めた先制点となった。
◆3試合で驚異の14得点&無失点!ゴールを決めた選手は10人
2点目がうまれたのは、試合終盤の81分。見事なセットプレーから。
MF伊東純也が右サイドから蹴った正確なコーナーキックに、途中出場したFW小川航基が完璧なタイミングに強烈なヘディングで合わせ、相手キーパーも動けない追加点となった。
この1点で、日本代表は最終予選3試合で計14得点を記録。
中国戦(7−0)、バーレーン戦(5−0)、そして今回のサウジアラビア戦(2−0)。遠藤航、三笘薫、南野拓実、伊東純也、前田大然、久保建英、上田綺世、守田英正、小川航基、鎌田大地と、じつに10人の選手がゴールを決めている。
日本代表の攻撃陣の層の厚さ、タレントの豊富さを示すとともに、失点は3試合でゼロ。攻守両面における圧倒的な強さが表れている。
次戦は10月15日(火)、「埼玉スタジアム2002」で行われるホーム・オーストラリア戦。進化を続け、「歴代最強」を更新し続ける日本代表から目が離せない。