『相棒』杉下右京の激レアシーン!意外な“人間らしさ”に相棒も笑顔

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2000年のシリーズ誕生以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出し、“国民的ドラマ”の地位を揺るぎないものにした『相棒』。

杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)の“黄金コンビ”が通算10シーズン目という節目を迎える『相棒season 23』は、10月16日(水)に初回拡大スペシャルでスタートする。

テレ朝POSTでは新シーズンのスタートを記念し、『相棒』の多彩なストーリーにスポットを当て、オススメのエピソードを紹介。

第5回は、時間軸が複雑に入れ替わる構成が特徴の『相棒season8』第18話「右京、風邪をひく」(2010年3月3日放送)を取り上げる。

◆孤独な老人の死の裏に意外な事実

物語の発端は、山中で発見された初老の男性の他殺体。被害者は西島武彦という男性で、捜索願が出されていたことから、身元がすぐに判明する。

右京が風邪を引いていることを知った伊丹(川原和久)ら捜査一課は、捜査を邪魔されなくていい、と嬉々として聞き込みを進める。

その結果、西島と同じアパートに住むジュン(東風万智子)があっさりと犯行を自供。共犯の戸倉(滝直希)も逮捕し、事件はスピード解決したかに見えた。

しかし、物語の本番はここから。一旦画面が制止すると、時間は前日まで巻き戻され、西島が殺害される前に起きた“2つの事件”が描かれる。

右京は3人家族の自宅で高価なネックレスが盗まれた事件を、神戸尊(及川光博)は一人暮らしの女性が結婚詐欺に遭ったという騒動を追っていた。

以降、時間を行ったり来たりしながら複雑な事件の背景が明かされていく。

◆右京の人間味あふれる一面

何の関係もないと思われた3つの事件の関りを、時間の流れを複雑に交錯させながら描いたこのエピソード。

なぜ西島は殺されたのか? ジュンがあっさりと犯行を自供した理由は? そして右京が風邪を引いた理由は…? それぞれの事件がひとつに繋がるとき、意外な真実が浮かび上がる。

また本作では、右京がレアなマスク姿を披露している。

いつも冷静沈着で完璧な右京が風邪で弱っている姿は、なんとも新鮮。相棒の尊は「杉下さんの人間的な一面を見るとつい頬が緩んでしまいます」と言い、思わず笑顔になる。

捜査の過程である重要人物から風邪をうつされたという右京。はたしてその真相は?