アメリカ・ラスベガスのトロピカーナカジノが、10月9日午前2時半(日本時間10日午後6時半)に爆破、解体される。

1957年に開業した老舗カジノで、その後増築も行われた。最終的にはバリーズが保有していたものの、解体の後にオークランド・アスレチックスの本拠地を建設することに合意。今年4月2日に閉鎖され、解体工事が始まっている。

爆破解体工事を手掛けるコントロールド・デモリッションが取り行うもので、アスベストの除去工事がすでに行われている。爆薬の量は約1トンで、同時に爆破される。23階建てのパラダイスタワーには220か所、クラブタワーには1130か所の掘削孔に爆薬を詰め込んだ。

同日午前2時(同10日午後6時)からは、555機のドローンと花火による式典も開かれる。ストリップ地区での爆破は2016年のリビエラ以来。爆破の模様はライブ中継も行われ、爆破ボタンが押されてから約22秒以内に完了し、建物が崩壊する見通しだという。