プロが厳選するスゴイ曲!King Gnu・常田大希が“救われた”映画主題歌「音楽の存在意義を感じた」

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今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。

10月6日(日)の同番組では、傑作選が放送された。

【映像】プロが厳選するスゴイ曲!King Gnu・常田大希が“救われた”映画主題歌「音楽の存在意義を感じた」

10月9日(水)放送の『EIGHT-JAM』ゴールデン3時間スペシャル。今回は「昭和・平成・令和50年分総決算!音楽のプロが選んだ最強サビ名曲ベスト100」が発表される。

そんなゴールデン3時間スペシャルに先駆け、この日の放送では過去回で紹介された名曲の数々を一挙プレイバック! プロが厳選した“スゴイ曲”とは?

◆King Gnu・常田大希が“救われた”ユーミンの名曲

2022年9月放送の「ユーミン特集」でKing Gnu・常田大希が「この曲に救われ、音楽の存在意義を感じた名曲」としてあげたのが、1973年リリースの『ひこうき雲』(荒井由実)。

この曲について常田は、このように語っている。

「地元に旭座というレトロな出立ちの映画館があり、そこで映画『風立ちぬ』を観たときに流れていました。友人を亡くした経験が何度かあり、その喪失感をこの曲に救われたということがありまして。音楽の存在意義というものを強く感じた曲になりました」(常田)

ユーミンが16歳のときに作ったこの曲。2013年公開のスタジオジブリ作品『風立ちぬ』の主題歌にも選ばれた。

音楽プロデューサーの武部聡志は「ポップスでいわゆる生とか死を取り上げるって、重くなることが多い。それが彼女の歌で聴くと重々しく聴こえない。すごく無機的な感じで聴こえるというか…暑苦しくもなく、ただ情景だけが浮かんでいく」と解説。さらに、「シンガーソングライターとして、こういう楽曲がティーンエイジャーの頃に書けたっていうのはすごいことだと思う」と絶賛した。

◆川谷絵音が“大ヒットを確信した”米津玄師の代表作

米津玄師が番組に初登場した放送回(2024年9月)で、米津の友人でもある川谷絵音が「Aメロを聴いた瞬間に大ヒットを確信した」と紹介したのが『Lemon』(2018年)。

社会現象を巻き起こしたこの曲をはじめて聴いたとき、「Aメロを聴いた瞬間にこの曲は大ヒットするとわかった」という川谷。

「楽曲を作るときに、サビが強い曲というのはある程度作ることができる。そして、“サビみたいなインパクトを持つAメロ”というのも頑張れば作れると思う。でも、AメロらしくめちゃくちゃいいAメロを書ける人は本当に少ない」(川谷)

「『Lemon』はサビを立たせるためのAメロであり、最高のAメロである」とこの曲のスゴさを熱弁する。

さらに、川谷はリリース前に米津から聴かせてもらったとのことで、「スゴイのが来るんだろうなと思って、Aメロ聴いたときにやられたと思った。サビ聴かなくてももうこれだって。代表作になるだろうなって思った」と当時の衝撃を振り返った。

このほか、米津が「常田大希という名が広く知られるようになるという予感がした」とべた褒めするKing Gnuの楽曲とは? さらに、米津から見た常田の“魅力”も明らかに!