ドジャース 4年ぶりのWS制覇へ白星スタート!大谷翔平が同点3ラン&マルチ安打の活躍で勝利に貢献!先発の山本由伸は3回5失点

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大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<2024年10月5日(土)(日本時間6日)MLB ロサンゼルス・ドジャース 対 サンディエゴ・パドレス @ドジャー・スタジアム>

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ナショナル・リーグ西地区ディビジョンシリーズ第1戦で西地区優勝のドジャースがワイルドカードを勝ち上がってきたパドレスを7-5で破り白星スタートを飾った。

両チームから本塁打が飛び出す白熱した打撃戦を制したドジャースは4年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて、順調なスタートを切った。

プレーボール直後、試合の流れを掴んだのはパドレスだった。

1回表、ドジャース先発の山本由伸(26)から先頭打者のアラエス(27)がレフト前ヒットで出塁したのを皮切りに、4番のマチャド(32)が2ラン本塁打を放つなどいきなり3点を奪うという猛攻を見せた。

しかし2回裏、西地区王者のドジャースが意地を見せる。

6番スミス(29)の四球、7番ラックス(26)のセンター前ヒットで2死一、二塁というチャンスを作ると、大谷翔平(30)がパドレス先発のシース(28)4球目の高めに浮いたストレートを強打。

ドライブのかかったライナー性の打球はライト方向へ一直線。打球速度111.8マイル(約179.9キロ)の弾丸ライナーはそのまま大観衆が待つドジャースタジアムのスタンドに着弾。

大谷のポストシーズン初となる一発で試合を一気に振り出しに戻した。

ポストシーズンでの日本人選手の本塁打はイチロー(当時ヤンキース)以来12年ぶりの7人目。初出場での本塁打は日本人史上初。


山本由伸 PHOTO:Getty Images

パドレスは3回表、先頭打者のタティスJr.(25)にセンターへ2塁打を打ってチャンスを作ると、2死一、二塁の場面からボガーツ(32)がレフトへの2点タイムリー2塁打を放ち、再び2点リード。

先発の山本は制球が定まらずパドレス打線につかまり3回5失点で降板。ポストシーズン初登板でほろ苦い結果となった。

再びリードされたドジャースだったが、4回裏に1死一、二塁というチャンスを作ると、大谷がバットを折りながらもセンターへの安打を放って満塁のチャンスを作る。

続くベッツ(31)の打席でパドレスバッテリーのミスで1点を返し、さらに4番のT.ヘルナンデス(31)が2点タイムリーを放ち、一気に試合をひっくり返した。

さらにドジャースは5回裏にも内野ゴロの間に1点を追加し、6回裏終了時点で7-5と2点リードとした。

ドジャースが2点リードの7回の攻撃前に、ドジャー・スタジアムのスクリーンに観戦に訪れていた米人気俳優のブラッド・ピットが映し出され場内は大きく盛り上がった。


大谷翔平 写真:AP/アフロ

強力打線の援護を得たドジャースはブルペン陣が奮起。

山本の後を受けたブレイシア(37)、ベシア(28)、フィリップス(30)が4回以降、パドレス打線をシャットアウト。8回にはクローザーのコペック(28)とベテランのトライネン(36)を起用してピンチを切り抜けた。

最後は追いすがるパドレスをトライネンがなんとか抑え込んでゲームセット。ドジャースが1勝をもぎ取った。

4年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて一歩前進したドジャース。明日以降の試合からも目が離せない。