ウクライナ東部ドネツクに近いロシアの占領地域で北朝鮮軍の将校6人が死亡したという報道が出てきた。

ウクライナのキーウ・ポストは4日、消息筋の話として前日にウクライナ軍のミサイル攻撃で死亡した20人ほどのうち北朝鮮軍将校6人が含まれていたと報道した。これと別に3人以上の北朝鮮軍所属兵士が負傷したと伝えた。

ロシアのソーシャルメディア(SNS)によると、北朝鮮軍所属将校と兵士らはロシア軍の訓練を参観中だった。

ウクライナ情報当局は昨年、工兵部隊を含む北朝鮮軍所属の人材がロシアの占領地域で活動していると伝えていた。このほかウクライナ政府はロシアがドネツクとルハンシクなど占領地域の各種建設作業に北朝鮮の労働者を動員する計画を立てているという主張も展開した。

ウクライナ戦争勃発後にロシアが北朝鮮とより密接になったという評価を受けている。北朝鮮はロシアに砲弾とミサイルなど武器を提供したことがわかっている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は先月の国連安全保障理事会ハイレベル会議で北朝鮮とイランをロシアの戦争犯罪の共犯と規定した。ゼレンスキー大統領は「北朝鮮とイランが武器提供を通じてウクライナの人々を殺し、ロシアのプーチン大統領がウクライナの地を盗もうとするのを助けている」と批判した。