カンテレ・フジテレビ系ドラマ『モンスター』(14日スタート、毎週月曜22:00〜 ※初回15分拡大)の制作発表会見が5日、都内で行われ、ジェシー(SixTONES)のボケを、共演者たちが温かく見守った。

SixTONESのジェシー


○セリフに追い込まれると全くボケない

得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子(趣里)が、法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう同ドラマ。ジェシーは、亮子と同じ法律事務所に所属する若手弁護士・杉浦義弘を演じる。

冒頭の挨拶から「ジェシー役をやらせていただきました、杉浦です」とボケ、「逆だね」とツッコまれたジェシー。趣里が「お正月みたいな家族のような雰囲気」と撮影現場の様子を明かすと、「まさしくお正月。弁護士ドラマで硬いんですけど、そういうところで柔らかい現場にしたいなということで、僕がちょくちょくボケたり、みんなの悩み相談を聞いたりとかしながら、お茶飲んでます」とウソ情報を交えて同調した。

しかし、YOUは「ジェシーさんはセリフがすごく大変なので、時間にも追われてますし、全くボケないんですよ。バラエティは一生懸命やってるんだなあと思って、びっくりしました」と暴露。

ジェシーは「自分的にはこれまで何本かドラマ出させてもらいましたけど、今までで一番(セリフ)長いなという気持ちで、台本のページをめくるのが怖いです」と打ち明けながら、「作品を楽しんでます」とのことだ。

パラリーガル役の宇野祥平は、ジェシーから「昨日何時に起きました?」「今日何時に家出ました?」「今何考えてるんですか?」といったことを頻繁に聞かれるため、「そういうのは話の流れから聞かれることはあるけど、いきなりそれなんで」「前から知ってる人なのかな?」と困惑。昼休憩で2人でイタリアンを食べに行ったそうで、ジェシーが「デートしました(笑)」とニンマリすると、宇野は「ジェシーさんの人懐っこいところがすごいんだと思います」と、その才能を称賛する。

YOUも「質問がおかしいんですよ。LINEのスタンプも変なんです。意外と昭和味もあってダジャレとかも言ったりするので、見てくれはマネキンみたいなんですけど、中身は味わい深い子ですね」とその魅力を語った。

高さを下げられないYOUの椅子に座りだすジェシー


○自分は“ボケモンスター”「ボケモンです。ゲットしてみて」

ドラマのタイトルにかけて、「自分は◯◯モンスターというのを教えてください」と質問が飛ぶと、ジェシーは「僕はマミムメモンスターです…っていうのは置いておいて、ボケモンスターですかね。ずっと常にふざけたいです。ボケモンです。僕をゲットしてみてください」と流れるようにコメント。

その真意を「ボケるのが好きなので、ずっと無だったり怒ってる人を見ると、なんでそういうふうになっちゃうんだろうって思っちゃうので、とにかく自分がふざけて、一人でも笑ってくれる人がいたらいいなと思って、常にボケることを考えております」と真面目なトーンで語ると、その空気感を我慢できなかったのか、「それでは地下に行ってまいります」と椅子の高さをピューッと下げて会場を沸かせた。

そんなジェシーに、パラリーガル役の音月桂は「本当に呼吸をするようにダジャレが出てくるから、(バラエティでは)作り物のキャラクターじゃなかったんだと思って“えっ”と思いました」と驚かされたそう。宇野が「ちゃんと無視もさせてくれる、押し付けがましくない」と話すと、音月は「環境に優しい」「SDGs」、YOUも「時代に即してる」と評価した。

その流れで、音月が「和みますね」と話すと、褒められる空気が我慢できないのか、ジェシーは「和むんですか? 清少なごむ(納言)」とぶっ込んで、周囲を苦笑いさせていた。

終盤には、カンテレ新人の秦令欧奈アナウンサーが、ゲーム企画のコーナー司会で登場。独特の「はいっ」という答え方が気に入ったジェシーは、事あるごとに「はいっ」「はいっ」と真似して合いの手を入れ、「心臓・肝臓・はい(肺)っ」と最後までボケ倒していた。

カンテレ新人の秦令欧奈アナ


「モンスター」ポーズ