ドルトムント相手に戦う選手たちを見守るロジャーズ監督。(C)Getty Images

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 古橋亨梧、前田大然、旗手怜央を擁するセルティックのブレンダン・ロジャーズ監督が、衝撃の大敗について語った。英公共放送『BBC』が伝えている。

 セルティックは現地時間10月1日、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節で、昨季準優勝のドルトムントと敵地で対戦。開始7分で先制を許した直後に前田が同点弾を奪うも、その後は失点を重ね、1−7という屈辱的なスコアで今季初黒星を喫した。

 試合後、「結果とパフォーマンスに本当にがっかりしている。正直言って、見ていて辛い試合だった」と失望感を露わにしたロジャーズ監督は、6日のロス・カウンティ戦(スコットランドリーグ第7節)を前に、改めてドルトムント戦に言及。「周囲からの批評にどう反応するか」という問いに対し、「何も感じない」と答えた。

「本当に気にしていない。それが正直な答えだ。栓を閉めて『よし、守備的になるんだ』なんて言えやしない。それは我々のプレーじゃない。後ろに下がって、15%の割合でしかボールを持たず、0−3、0−4で負けるのか?」

 再任して2年目の北アイルランド人指揮官は、5バックでプレーするよりも、普段通りプレーし、ミスから学ぶことを好むようだ。

「私はそうして、自分のビジョンを持って戦いたい。意見には敬意を表するが、私は耳を貸さない。決してね」
【動画】前田大然が昨季準優勝のドルトムントから決めたCL2戦連発弾
 スコットランド王者は今後、CLのリーグフェーズでアタランタ、RBライプツィヒ、クラブ・ブルージュ、ディナモ・ザグレブ、ヤングボーイズ、アストン・ビラと相まみえる。

 ロジャーズ監督は「8試合が終了する1月には、私たちが得た勝点の合計でジャッジが下されるだろう」と先を見据える。

「私は選手たちを信じている。彼らがどれだけ努力しているか。先日の試合は痛かった。そこから学び、より強いポジションに立ち直るだろう。私は馬鹿じゃない。実用主義で、チームにとってプラスになる言葉なら何でも聞くさ。我々は勝つためにプレーする。それに、調整しなければならない試合や相手があることも理解している」

 セルティックは国内で栄華を極める一方で、CLでは結果を残せていない。フォーマットが大幅に変わった今季こそ、文字通り次のステージへ進めるか。重要な役割を担うサムライトリオのより鮮烈なパフォーマンスを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部