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家族の世話などを日常的に行っている未成年者、ヤングケアラーが推計でおよそ2100人にのぼることが大分県の調査でわかりました。

【写真を見る】ヤングケアラーは2100人 3年前から倍増 県「社会的認知が進んだ結果、相談体制の強化を検討」 大分

県は小学5年生から高校生までを対象に3年ぶりにヤングケアラーの実態調査を実施し6万6000人あまりから回答を得ました。

その結果「世話をしているためにやりたいけれどできていないことがある」と回答した子どもは無回答を含めて全体の2.7パーセントでした。これにより県内ではおよそ2100人が日常的に家事や家族の世話をすることで困りごとを抱えるヤングケアラーの状態と推計され、3年前の調査に比べて倍増しています。

自分の時間や勉強、睡眠の時間がとれないという回答が多かった一方で、半数近くが相談をしていないこともわかりました。県は推計数が増加したことについて、ヤングケアラーの社会的認知が進んだ結果とみていて、今後相談体制の充実に向けて検討するとしています。