米投資ファンドのベインキャピタルは30日、携帯電話販売代理店最大手のティーガイアに対するTOB(株式公開買い付け)を行い、同社を買収すると発表した。

 既存大株主の住友商事や光通信も最終的に保有株を売却する予定。ベインはティーガイアを完全子会社化して収益力強化に取り組む方針だ。買収総額は約1400億円を見込む。買収に伴い同社株は上場廃止となる。

 TOB価格は1株2670円で、27日の終値(3635円)を下回っている。ベインは現在の株価が実力を上回って推移していると判断した。期間は10月1日から11月20日まで。