「病院に行くためタクシーを呼んだ高熱の私。ネットで調べた場所を伝えると、運転手が少し間を置いてから...」(兵庫県・40代女性)
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Mさん(兵庫県・40代女性)
ある日曜日、体調を崩したMさんはタクシーで休日診療を行う病院へ向かおうとしていた。
しかし、ネットで調べた病院名を運転手に伝えると......。
<Mさんの体験談>
2024年3月のことです。私は体調を崩して、家で寝ていました。
高熱が出たのは土曜日の夜。朝になったら病院に行こうと、休日診療をしてくれる病院をネットで検索し、もうろうとする意識の中でなんとか1軒を発見。ホッとした気持ちで眠りにつきました。
「まさか......」と絶句
翌朝、タクシーを手配して病院へ向かうことに。
呼んで5分ほどで来てくれた車にフラフラと乗りこみ、昨晩見つけた病院名を伝えます。
すると運転手さんが少し間をおいて「日曜ですが空いてますか?」と聞いてきました。
「昨日ネットで確認しました」と言いながら再度調べると、なんとその病院が休日診療を行っているのは隔週で、その日は休診日であることが判明したのです。
まさか......と絶句する私。しかしそれもつかの間のことで、運転手さんがすぐに「休日応急診療所に行きましょうか」と教えてくださり、そこへ向かうことになりました。
ホッとするような安全運転のタクシー。その後部座席で休日応急診療所を検索すると、すぐ近くだし診療開始時間も問題なし。「こんな所があったなんて」と安堵するのと情けないのとでシートに深く脱力しました。
運転手さんは、命の恩人
その後、診察を受け、緊急入院する結果となったのですが、今は元気に過ごしています。
もしあの時タクシーの運転手さんが私の伝えたままの場所に連れて行って降ろされていたら、私は途方に暮れてまた家に帰り、翌朝まで辛抱しようとしていたかもしれません。
運転手さんは私にとって命の恩人です。またお会いできればお礼を伝えたいです。
本当に感謝しています。ありがとうございます。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談内の場所や固有名詞等の情報を、プライバシー配慮などのために変更している場合があります。あらかじめご了承ください)