「最寄り駅が小さすぎるから…」浜崎あゆみが音楽イベントの大トリから外れた「知られざる事情」

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自らの「弟」と可愛がるアイドルとも共演

大手レコード会社・エイベックスの毎年夏の恒例イベントとして2002年から開催されていた『a-nation』が今月1日、東京・味の素スタジアム(以下、味スタ)で有観客で4年ぶりに開催され、浜崎あゆみ(45歳)が同イベント史上最多となる19回目の出演を果たした。

各スポーツ紙などによると、浜崎はヒット曲『Boys&Girls』、『HANABI』、『Fly high』、『BLUE BIRD』など、往年のヒット曲やメドレー含め全12曲を熱唱。

さらに、もともとプライベートも含めて自らの"弟"とかわいがる、活動休止中の人気音楽グループ・AAAリーダーで歌手の浦田直也(41歳)との共演も果たしたという。

浜崎は'98年4月に『poker face』で歌手デビューを果たすと、ヒット曲連発して一躍音楽界でトップアーティストにのし上がり、'01年から'03年まで『日本レコード大賞』にて、これまで自身とダンス&ボーカルグループ・EXILE('08〜'10年)までしか達成していない3連覇を達成。

そんな、全盛期の真っ只中の'02年にスタートしたのが『a-nation』だった。

「指定席」だった「2日目の大トリ」

「浜崎以外に、倖田來未(41歳)、大塚愛(42歳)、AAA、EXILE、三代目 J Soul Brothersら続々とエイベックス所属の人気アーティスト世に出たこともあって各開催地でのイベントは大盛況。とはいえ、最後は東京で2日間開催していて、2日目の大トリは、長年、エイベックスの看板を背負っていた浜崎の"指定席"だった」(音楽業界関係者)

しかし、異変が起きたのが、3月に東日本大震災が発生した'11年のこと。

8月27日と28日の2日間、味スタで最終の東京公演が行われたが、両日とも浜崎を押しのけてトリ、さらにイベント全体の大トリを飾ったのが、もともと5人組のK-POPグループから、ユンホ(38歳)とチャンミン(36歳)の男性デュオとなった東方神起だったのだ。

「もともといた5人のメンバーのうち、3人が事務所との契約問題で脱退し、'11年1月から2人で活動。なので、エイベックスも2人を売るために、社をあげたイベントで大役を任せることにしたのです。とはいえ、浜崎が納得するはずがなかった」(同前)

当時、浜崎は自身のSNSで、所属レコード会社に対する不満を複数回吐露し話題になっていた。さらに9月16日、滞在先の米国で急性咽頭炎を発症して体調不良のため帰国便に搭乗できず、生出演を予定していたテレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション(Mステ)』の25周年記念特番の出演を急きょ取りやめてしまったのだ。

「その放送回の『Mステ』は浜崎を中心の企画を立てていたことから、エイベックスとテレ朝の関係が一気に悪化してしまった。とはいえ、その後、浜崎自体が衰退してしまったため、『Mステ』からはお呼びすらかからなかった」(前出の記者)

大トリが「東方神起」となった結果

その後、浜崎は'99年から'13年まで15年連続で出場していたNHKの「紅白歌合戦」を「卒業」した。その後、返り咲きはしていない。

一方、東方神起は2人体制となった'11年に出場を果たして以降、紅白からは遠ざかっているが、『a-nation』での"実績"には大きな違いがあったという。

「味スタの最寄り駅は大きな駅ではなく、イベントが終わるのを待っていては、駅に入ることすらできなくなるので、浜崎がトリの場合、多くのファンが出番を見終えることはなく会場を後にしてしまう。そのことは11年の前からに如実になり、毎年、浜崎の時に離籍して駅に向かう観客が続出してしまった。

しかし、東方神起が大トリの場合、ファンは最後まで見届けている。そこで今年は東方神起をトリに起用したところ、狙いが大当たりでファンは帰らなかった。浜崎は2児のママになり、紅白を卒業し、もはや大トリにはこだわらなくなったことは、今年のイベントで証明された形になった」(同)

とはいえ、浜崎は"育ての親"と言われるエイベックス・松浦勝人会長(59歳)との関係がつづられたノンフィクション小説『M 愛すべき人がいて』が19年に上梓され、歌手デビューから二人三脚で歩んだ松浦氏との絆が明かされた。

そんな状況もあり、いずれにせよ、どのポジションでも、来年以降の同イベントの盛り上げにひと役買うことになりそうだ。

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