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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が23日、自身のYouTube落合博満のオレ流チャンネル」を更新。4年ぶりのリーグ優勝を決めたソフトバンクを祝福した。

 「優勝した理由は何ですか?」とスタッフに問われると「打つ方も、守る方もパ・リーグの中では一番いい成績を収めていたっていうことなんだろうと思います。それと小久保監督が2軍の監督から就任して若い選手をよく見ていて、シーズン中うまいこと使った」と分析した。

 「打つ方では誰がキーマンですか?」と問われると「やっぱ近藤(健介)でしょ」とズバリ。「(9月22日終了時点で)パ・リーグで唯一3割を打っているというのもあるし、(リーグトップの)4割3分くらいの出塁率を誇っているのもある。彼を中心に打線を組んでいた」と話した。

 投手陣については「前の年まで中継ぎをやっていたモイネロが先発して2桁勝ったのは非常に大きかったんだろうと思うし、有原(航平)ですね。2人で12かな。貯金を作ったのは非常に大きかったんだろうと思います」と指摘した。

 CSに向けては「シーズン中と同じような戦い方をするんだろうなと思うし、2位と3位のどっちが出てくるかによって多少戦い方は変わるんだろうと思います。唯一日本ハムと五分の戦いをしているのは多少CSでは面白いのかなと思います」と予想。その上で「2位と3位のどっちが上がってくるのか分からない状況の中では、先発ローテーションをきちっと組んでいくとは思います」と話した。

 しかし、ソフトバンクには不安要素もある。柳田が右太腿裏の筋損傷、近藤が右足関節捻挫で離脱中だ。「柳田と近藤がCSに間に合うかどうかっていうのが1つのポイントになってくる」と指摘。「シーズン中に柳田が長期の離脱をしてその間をいろんな選手でまかなってきたのもあると思う。短期決戦になればあの2人の力は非常に大きい。勝ち負けに左右すると思うんでね。大事なポイントなんだろうと思います」と話した。

 スタッフから「今日は大喜びして明日から真剣勝負ですね」と振られると「シーズン終わって、日本シリーズ終わるまでは気が抜けないっていうことなんだろうと思う。まあ、運良く勝ち上がってくればの話ですけどもね。できたら、パ・リーグの優勝チームとセ・リーグの優勝チームの日本シリーズを見たいっていうのが一番の願望です」と明かした。