7回の攻撃を終え、丸とタッチを交わす坂本(左)

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 「阪神0−1巨人」(23日、甲子園球場)

 巨人が前日と同じスコアで雪辱。連敗を2で止め優勝マジックを2つ減らして「4」とした。2位・阪神とのゲーム差は2となった。

 8残塁で19度目の完封負けを喫した前夜に続いて序盤は拙攻を連発した。0−0の三回は2死二塁から丸が空振り三振に倒れた。

 四回は先頭の浅野が右前打で出塁。続く3番・吉川は送りバントを試みたが、うまくいかず1ボール2ストライクと追い込まれた。ここでベンチは勝負に出て、犠打を狙わせたが、吉川はフェアゾーンにボールを転がせず、スリーバント失敗。聖地はどよめきに包まれ騒然となった。続く岡本和は遊ゴロ、大城卓は空振り三振に倒れ得点を奪うことはできなかった。

 七回には代打・坂本の適時打で均衡を破った。先頭・吉川、岡本和の連打で無死一、三塁の好機を迎える。ここでベンチが動き、スタメンから外れていた坂本を代打で起用。ベテランは期待に応え、難敵・高橋から右前に先制の適時打を放った。2連敗した22日の阪神戦で坂本は坂本が3度の得点圏で凡退し途中でベンチに下がっていた。

 来日2年目で初めて中4日で先発したグリフィンは、5回を4安打無失点と好投した。六回からマウンドに上がったケラーは2イニングを無失点と好投した。