人気俳優、ロン毛バッサリの超短髪ヘアに激変!“昭和に染まった姿”に驚愕<終りに見た街>

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過去に2度ドラマ化された山田太一原作の『終りに見た街』。約20年の時を経て主演・大泉洋×脚本・宮藤官九郎の初タッグで3度目となるドラマ化が実現し、9月21日(土)に放送された。

主人公・田宮太一(大泉洋)と同じように昭和19年6月にタイムスリップした小島新也(奥智哉)。ロングヘアで口数の少ない新也だったが、戦争中の日本で生活する内にどんどん変わっていき…。

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◆「みんなお国のために死ぬ気で働いてますよ?」

テレビ脚本家の太一は、プロデューサーの寺本真臣(勝地涼)の頼みで『終戦80周年記念スペシャルドラマ』の脚本を引き受けることになった。戦争当時を知らない太一は、自宅に送られてきた膨大な資料を読んでいる間に寝落ちてしまう。

そして衝撃音で目を覚ますと、太一は家族とともに自宅ごと戦時中の昭和19年6月に飛ばされていた。

その後、太一の亡き父の戦友の甥・小島敏夫(堤真一)とその息子の新也も田宮家と同じようにタイムスリップしていたことが判明。田宮家と小島親子は戦争中の日本でなんとか生き延びようと、昭和19年の生活に順応していく。

するとある日突然、新也がいなくなってしまった…。

しばらくして太一たちの前に現れた新也は、ロングヘアをバッサリ切った姿に変わっていた。口数が少なく大人しそうだった雰囲気もすっかり消え、「ピアノ工場だった場所で、飛行機の翼を作っております」「孤児だと言ったら採用してくれました」とハキハキとした口調で説明する。

豹変した息子に「なんかお前…変わったな」と敏夫が戸惑うと、新也は「みんなお国のために死ぬ気で働いてますよ?誰一人日本が負けるなんて思ってる者はいません」と告げる。

そして「皆本気で日本のために死ぬ気です」などと熱弁し、「国が滅びるかって瀬戸際に真剣に戦わない人間など、たとえ親でも断じて許せませんね!」と怒りを露わにした。

大人たちが困惑していると、太一の子どもである田宮信子(當真あみ)や田宮稔(今泉雄土哉)も新也の考えに同調し始める。

昭和の世界で生きる内に戦争に前のめりになっていく子どもたちの姿に、考えさせられる一幕だった。