山本は大谷と並んでキャッチボールなどで最終調整(カメラ・安藤 宏太)

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◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日午前10時10分開始予定)、本拠地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。直近2試合は4本塁打を放つなど、10打数9安打12打点、3盗塁。「52本塁打&52盗塁」としているが、残り8試合でどこまで成績を伸ばせるかに注目だ。

 山本由伸投手(26)はあす22日(同23日)に先発。この日はキャッチボールなどで最終調整した。大谷のメジャー史上初となる「50本塁打&50盗塁」の偉業を目の当たりにしたことについては「もう本当に、とにかくすごいなと感じますし、すごい尊敬していますし。ただ、とにかく本当にすごいのでなんて表現したらいいか分からないです」と苦笑いしながら「本当にトップの中のトップの選手と、同じチームでプレーできるのは本当にすごくうれしく思いますし、自然と自分の成長につながる部分が本当にたくさん感じます」と話した。この日は大谷のブルペンでの投球練習を見つめていた。

 山本は6月15日(同15日)の登板を最後に右肩の違和感を訴えて負傷者リスト(IL)入り。今月10日(同11日)の本拠地・カブス戦で約3か月ぶりに復帰すると、4回59球を投げて3安打1失点(自責0)で8奪三振の好投を見せた。同16日(同17日)の敵地・ブレーブス戦では、4回72球を投げて4安打無失点、3奪三振だった。ドジャースの先発陣は、今季チーム最多11勝のストーン、2位9勝のグラスノーがともにIL入りしており、今季中の復帰が絶望的。3位で8勝を上げたパクストンは移籍し、通算212勝左腕のカーショーもIL入りしており、ここまで16登板で6勝2敗、防御率2・63の山本はプレーオフでもエース格の働きが期待されている。