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 ◇セ・リーグ 巨人―広島(2024年9月21日 マツダ)

 巨人の浅野翔吾外野手(19)が21日、広島戦(マツダ)の試合前の円陣に登場。2020年以来4年ぶりのリーグ制覇へラストスパートへ、「自虐ネタ」で盛り上げた。

 円陣の真ん中に進んだ浅野は「おはようございます!昨日はナイスゲームでした!良いつながりでした!」と元気よく挨拶。「今日もテーマを決めています。今日は仕事人です!」とし、「野球は一人じゃできないんで…バントする人、投げる人、いろいろな仕事人がいると思う。そこで有名な仕事人を連れて来ました」とポケットをごそごそ。折りたたまれた紙を取り出すと、ベンチでにらみをきかせる自身のモノクロ写真を掲げた。

 ナインから爆笑が起きる中、「見てください!この人、19歳らしいです」と自虐気味に笑いながら「19歳にしてこの貫禄なんで、皆さんも今日貫禄出してしっかり仕事して頑張りましょう!さあ行こう!」とまとめた。

 浅野は15日の中日戦から円陣の声出しを務め、「敬老の日」だった16日の円陣では「今日、何の日なのか知ってますか…敬老の日です。おじいちゃん、おばあちゃんに感謝して、今日勝ちましょう。早くけいろう(帰ろう)!」とこん身のオヤジギャグでナインを“凍りつかせた”が、左隣に陣取った坂本が笑顔で手を叩きフォロー。快勝での中日戦連勝を呼んだ。

 連勝で迎えた18日。縁起を担いで3試合連続で声出しを託され、袋からお守りを取り出して全員に配った。「僕は優勝したくてしたくて、神社に行ってお祈りしてきたんですけれど、まだ足りないなと思って、一人一つお守りを買ってきました」。勝利への思いを込め、前日のオフにわざわざ出かけて手に入れた。「これは持っている力を奮い立たせるって意味があるみたいなので、この6連戦、奮い立たせて頑張りましょう!」と鼓舞されたナインが驚異の粘りを見せた。

 19日は「ナイス粘りです!昨日マジックつきましたけど、監督が言っていた通り、気を抜かずにやっていきましょう。せっかくマジックつけたんで…(お尻のポケットをもぞもぞ)このマジックは…(もぞもぞ)水性マジックじゃなくて、油性マジックでいきましょう〜!さぁいこうー!」とニッコリ。右横にいた丸は失笑、左横の坂本は浅野の肩に手を置き笑顔でガックリと体勢を崩しながら“いいよ、いいね〜”と手を叩き出陣。戸郷の快投、岡本和の本塁打などによる快勝を呼び込み“不敗神話”を「4」に伸ばした。

 20日には、「昨日もナイスゲームでした!」と元気ハツラツあいさつ。そして「今日はビジターなんで何も用意できていないですけど、言葉でいきます!今日のテーマは“つながり”でいきます。つながり」というと、何やらお尻のポケットをもぞもぞ。何も用意していないと“フリ”をかました19歳は「これは僕のちっちゃい頃なんですけど…」とカワイイ赤ちゃんの写真がコピーされたクシャクシャになった紙をナインの前に広げた。「眉毛見てください!」。太い眉毛が左右一文字につながっている写真を見てナインは大爆笑。「立派な眉毛をしてるんですけど、今日はこの(眉毛)くらいつながりを持って、つながりのある打線で頑張りましょう〜〜〜っ!さぁいこうー!」と敵地に響き渡るほど声を張り上げた。これまでの円陣声出しの中でも最高の盛り上がりを見せ「ネタ持ってんな〜っ!」「うますぎだろ!」「すげー(笑い)」と選手たちから絶賛の声が飛んだ。